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DIPExって何?
DIPExは Database of Individual Patient Experiences(個々の患者の体験のデータベース)の頭文字を組み合わせた名前です。
DIPExのホームページは、2001年英国オックスフォード大学プライマリヘルスケア部門とDIPExチャリティという非営利団体によって作成され、運営されてきました。
2008年10月、DIPExは、Healthtalkonline(ヘルストークオンライン)というホームページにリニューアルされました。また、Healthtalkonlineのリニューアルと同時に、若者の語りを集めたYouthhealthtalk(ユースヘルストーク)も、新しくなりました。
Healthtalkonlineのホームページ [ http://www.healthtalkonline.org/ ]
Youthhealthtalkのホームページ [ http://www.youthhealthtalk.org/ ]
ここには2000人近くの患者や介護者、スクリーニング検査経験者たちの「語り」が、映像データ(もしくは音声データ)とテキストデータの形式で収載されています。病気や検査を体験した人々が、自分の体験について語っている様子を見ることができます。(Flash Playerでの再生となります。)
2008年10月末現在、Healthtalkonlineがカバーしている「語り」は、50近い項目に上っています。 それらの項目は、「がん」、「心疾患」、「神経疾患」という医療機関で診断が出るような病気だけではなく、「がん検診」、「出生前診断」「障害と共に生きる」「妊娠と子ども」など、健康に関する項目が多岐にわたって含まれています。そして、それぞれの項目について、35人から50人の語りが収録されています。
出演している人々は匿名ですが、顔を隠したり映像をぼかしたりはしていません。皆がカメラに向って率直に自分の体験について語っています。そのためHealthtalkonlineは、同じ病気を持つ人が共感でき、信頼のおける情報源となっています。 (ただし、事情があって顔を出したくない人は、音声だけを提供したり、文章の形で語りを提供している人もいます。)
Healthtalkonlineのホームページにアクセスすることで、新たに病気の診断を受けた人は、ほかの患者たちがどのようなことを思い、どうやって治療法を選択したかを知ることができます。また、医師・看護師・薬剤師など医療の現場で働く人々は、普段はなかなか聞けない患者の本音に触れて、それをよりよい医療に活かすことができます。 Healthtalkonlineは、最近注目されているナラティブ・ベイスド・メディシン(NBM=患者の語りに基づく医療)の基盤になりうるホームページなのです。
