途中でつらくてやめたいと思ったが、最後の抗がん剤が終わって退院した日、桜が咲いている中、お蕎麦を食べに行けた。生きている幸せを感じて感動した

インタビュー19

診断時:32歳  インタビュー時:34歳(2008年7月)
東北地方在住。2005年秋、左乳がんが見つかり、乳房温存術+リンパ節郭清、術後抗がん剤、放射線療法、ホルモン療法を受けた。1年後に転移。骨転移にゾメタの点滴治療を開始、肝転移にラジオ波治療を行った。その後、抗がん剤治療も開始したが、自分の意思で抗がん剤を中止した。一人暮らしで看護師をしている。

この人の語りを見る



4月の30日に最後の6回目の抗がん剤を、「もう5回で止めたい」って先生に言ったんですけど、「頑張ってやんなさい」って言われて。頑張ってやって、終わって退院した日は、ものすごく桜が咲いていてきれいだったんですね。で、いつも退院した日に食べに行くお蕎麦屋さんがあって、そこに行って、その日の朝まで、ほんとに食べれなかったので、食べれるかなあと思いながら、でも食べちゃったんですけど。結構食欲がなくても食べれるさっぱりしたお蕎麦で。で、そこのお蕎麦を食べてから、何か、お寺が近くにいっぱいあるんですね、神社とか。で、そこに桜がすごい咲いていて、「何か、ああ、食べれるって何て幸せなんだろう」って、で、「外の風を感じて歩けるって何て幸せなことなんだろう」って。すごい何か感動しちゃって。「何か、生きているってこういうことなんだろうな」って。何か、1人でスキップしていました(笑)。何かこうやりとげたっていうこう充実感があって。

このページの先頭へ