全脳照射で脱毛したときに自分で剃ったところ、剃刀を当ててはいけないと放射線の先生に怒られてしまった
インタビュー16
診断時:43歳 インタビュー時:46歳(2008年6月)
首都圏在住。2005年、右乳がんの診断で乳房切除術+リンパ節郭清術を受ける。その後、3年間に皮膚、肝臓、骨、脳、胃への転移が見つかり、皮膚転移の切除、化学療法、ホルモン療法、全脳照射、坐骨への放射線療法、痛みの緩和治療を受けてきた。看護師の免許を持ち、医療人材関係の会社に勤務。1人暮らしで在宅勤務を取り入れながら、仕事を続けている。
で、まあ入院して、放射線治療をやったんですね。で、髪の毛も全部、「3…2週間目から抜ける」って言われたら、本当に2週間目、ある日突然抜け始めて、バサバサになっちゃって。で、もう入院してベッドに座って、こうやって、髪の毛をこうやってむしってみたりして(笑)、看護婦さんに聞いたら、「みんなガムテープでこうやっていますよ」っていうから、ガムテープもらって、こうやってたんですけど。うん、これじゃあ、駄目だと思って、剃っちゃったんです、ツルツルに。うん、そしたら、今度放射線の先生に、「何で放射線やっているときに、そんな剃刀なんか当てるんだ」って、すごい怒られて(笑)。「やる前とか、やった後だったらいいんだけど、放射線あててるときにね、剃るな!」とかって怒られちゃって。「でも、剃っちゃったもんしょうがないじゃないですか」って言って、皮膚がどうしてもただれちゃうので、本当は駄目だったらしいんですけど、まあツルツルになったので、もう髪の毛の心配はなくて、まあウィッグも間に合って、良かったんですけど。
- インタビュー16:プロフィール
- 再建を考えてはどうかといわれたが、自費で100万円近くかかると聞き、また再建といっても必ずしも同じものができるわけじゃないので、今はいいと思った
- かつらはいらないと思ったが、体験者の友人から周りの人のために被るよう助言された。そして、買いに行くときは一人でなくて誰かと一緒に行くよう勧められた
- 全脳照射で脱毛したときに自分で剃ったところ、剃刀を当ててはいけないと放射線の先生に怒られてしまった
- シュタイナー医学(※)をやっている医師に、がんに効くとされる製剤を処方してもらっている。健康茶も美味しく飲めるものはからだに合っているのだと思う
- 骨と肝臓に転移し、はじめて抗がん剤をやることになった。安くて気持ち悪くなくて髪の毛が抜けない薬にしてほしいと希望した
- 複数の脳転移が見つかり、ガンマナイフの適応ではないことがわかったので、通院で全脳照射を受けた。吐き気やだるさがあって、途中で入院した
- 抗がん剤治療に並行して緩和ケアにかかり始めた。最初はもうやることのない人が行くと抵抗を感じたが、痛みが楽になり、悩みやいろいろな話ができたのでよかった
