再発予防のための治療が間質性肺炎(※)の誘因になったのかもしれないと思うと、情報を前もって知った上で、自分で治療を受けるかどうか選べたらよかった
※細菌感染によって気管支または肺胞内部に炎症が起きる通常の肺炎とは違って、放射線や薬剤、膠原病などの影響で肺胞を支える壁などに起きる炎症をさします。
インタビュー22
診断時の年齢: 51歳 インタビュー時の年齢: 56 (2008年7月)
首都圏在住。専業主婦で成人した子どもが2人いる。2003年夏、夫の単身赴任中に右乳がん(小葉がん)が見つかる。乳房温存術とリンパ節郭清後、ホルモン療法と放射線療法を行った。手術後4ヶ月以上経過して、間質性肺炎と診断された。現在、ステロイドを内服しながら経過を見ている。
私は結局薬をやめても肺炎は治らなくて、まあ普通だったら薬剤性肺炎なので、薬をやめれば、治るはずだと言われたんですけども、結局治らずに、今でもステロイドは飲み続けています。で、もしかしたら、私自身に、そういう要素があって、副作用がきっかけでその病気が出たのかもしれないし、もうそこの原因は全く分からないんですけれども…、でも、とにかく誘発原因になったことは確かなので、乳がんの治療ではなく、予防のための治療のために、ほかの病気を、ほかのもっと重大な病気を引き起こしてしまうというのは、やはり良くないことだと思います。
で、乳がんの再発を、抑制するといっても、10%ぐらいの抑制のために、ほかの病気を起こしてステロイドを飲み続けなければいけなくなるような体になってしまうということはやはりおかしいんじゃないかと思うので、…患者はもっとその選択権を持っていいといいますか、情報をちゃんと教えてもらって、どちらの危険性を取るかというのをですね、ちゃんと自分で選べるようにしたほうがいいと思うんですね。
- インタビュー22:プロフィール
- 夫の単身赴任先を療養場所に選んだのは、実家が近くて、両親や友人のサポートが受けられるという理由もあった
- 再発予防のための治療が間質性肺炎(※)の誘因になったのかもしれないと思うと、情報を前もって知った上で、自分で治療を受けるかどうか選べたらよかった
- 部分麻酔で摘出生検を受け、悪性とわかったので、引き続き乳房部分切除とリンパ節郭清を受けた。希望して最後まで部分麻酔で受けたので、リンパ節切除はかなり苦しかった
- 退院時に「家事も普通にしていい」といわれたので、そのとおりにしたらわきの下がパンパンに腫れてしまった
- 術後4ヶ月以上経ってから38度以上の熱が1週間以上続き、のちに「放射線肺炎」と診断された
