傷についてはタブーのような気がして話題にしないが、抗がん剤で髪が抜けたときのことや闘病の様子を詠んだ短歌で、夫の自分への思いを知ることができた(音声のみ)

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インタビュー13

診断時:62歳  インタビュー時:65歳(2008年6月)
中国地方在住。2005年に自分でしこりを発見。自宅近くの総合病院に受診し、左乳がんと診断された。術前化学療法を行い、病期が2期から1期になり、乳房温存術+センチネルリンパ節生検を受けた。 夫と2人暮らしの主婦。息子2人は自立して遠方に住んでいる。

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主人は「見たい」とも言いませんし、私も「見て」とも言いませんし、何となくどちらも遠慮してるんですかね。手術して2年半、告知をされて3年、いまだに、ないですね。見せもしませんし、見たいとも言いませんし、「見て」って言うのも…。私は満足しててもね、夫がどう思うのかなと思ったりするんで、何となくタブーかなっていうふうな感じですかね。はい。

実は、夫は、短歌を作ったりするんですね。で、妻が乳がんになってっていうことで、短歌を作って、たくさん作ってくれてるんですね。あるとき、ぱっと見せられて、夫の思いがこうだったんだっていうのが分かっちゃって、じーんと来ましたね。先ほども申しましたように、毛が抜けたときのことだとか、私が病気で闘ってる様子だとかを歌にして、パソコンに入れてるんですね。だから、それを見たときに、言葉とか態度にそんなにしょっちゅうね、出すわけではないけども、やっぱり思っててくれたんだなと。逆に、病気になってからのほうが、ある意味では優しくなって、信頼関係もより増してるんじゃないかなというふうに思いますね。

そういうふうに思いますと、私が乳がんになったことは、すごいプラスのことが多いじゃないですか。ね、そう思って…ありがたいなと思ってますし、まあ、なるものはしょうがないんですけども、私自身、大事にね、自分を大切に生きていきたいなと。そして、二人の関係もね、大事にしていきたいなと、そんなふうに思ってます。

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