乳がん検診
ここでは、乳がんの診断を受けた人たちの乳がん検診に関する体験を紹介しています。わが国では、2004年より、40歳以上の女性に対してマンモグラフィ検査による乳がん検診が推奨されています。また、40代までの乳腺が発達した女性に対しては超音波検査を併用することの有効性が検討されています。2009年5月現在、乳がん検診の対象者や方法は自治体ごとに異なっている状況です。詳細については、お住まいの各市町村にお問い合わせください。
インタビューに協力してくださった方々の中には、自治体の乳がん検診を受けて異常が見つかった人もいれば、職場の健康診断の機会を利用して乳がん検診を受け、異常が見つかった人もいました。
中には、報道などで乳がんに関する話題を見聞きする機会が増え、友人と検診の話になり、乳がん検診を受けた人もいました。
友人と検診の話になり、胸を触ったら硬いものを見つけ、乳がん検診に行った
たまたま検診を受けたけれど、乳がんは自分たちにはあまり関係がないものと思っていたという人たちは少なくありませんでした。ある人は、婦人科で手術経験がある場合、乳がんにならないと思っていました。また、他の人たちは、家族の中にがんになった人がいないから、自分は胸が小さいから、といった理由で、まさか自分が乳がんになるとは思っていなかったそうです。この人たちは、タイミングよく、自治体から検診のお知らせを受けたり、夫の再就職に合わせて一緒に検診を受けたりしたことで、乳がんの発見につながっていました。
胸の大きな人のなる病気というイメージがあり、自分には関係ないと思っていたが、たまたま受けた検診で見つかった
一方で、自分は乳がんにはならないと思っていたため、乳がん検診を受けていなかった人たちもいました。20代で診断された人たちは、まさか20代で乳がんになるとは思っていなかったと話していました。前に検診を受けて異常がなかったことや、まわりにがん患者がいないことから、大丈夫だろうと思って検診を受けずにいた人たちも少なくありませんでした。また、別の病気で、定期的に病院にかかっていたので、乳がんについても何か異常があればわかるものだと思っていた人もいました。
サラリーマンの妻時代は検診を受けていたが、異常がなく安心していた(音声のみ)
検診の方法には、視触診、マンモグラフィ検査、超音波検査などがあります。毎年、視触診の乳がん検診を受けていても、自分でしこりや痛みなどの症状を感じて受診し、発見につながったという人たちがいました。
毎年、婦人科で乳がん検診(視触診)を受けていたが、自己検診でしこりを見つけた
市の検診(視触診)では異常がなかったが、胸の痛みが気になり、受診した (音声のみ)
閉経以前で乳腺が発達している人は、マンモグラフィ検査だけでは発見しにくいことが指摘されています。現在、検診に超音波検査を併用することの有効性が検討されています。インタビュー協力者の中には、マンモグラフィによる検診を定期的に受けていたのに、発見できなかったと話す人たちがいました。そのうちの何人かは特に乳腺が発達している妊娠期にマンモグラフィ検査を受けた人たちでした。
ある20代の女性は、バイト先で40-50代の乳がん好発年齢にあたる同僚が自己検診を話題にしているところに遭遇し、実際に試してみたら、偶然にしこりを発見したという経験を話してくれました。乳がんを発症した女性たちは、早期発見のために、乳がん検診を受けることの重要性とともに、自分自身で体の異常に気づき、受診することが大切だと語っていました。







