インタビュー内容テキスト

2006年の8月7日、マーニは交通事故で亡くなりました。昼間のことで、2時30分頃です。彼女の車は走行車線を外れ、トラックに衝突しました。当時は原因がわからず、後になって彼女の持病が事故を引き起こしたのであろうということになりました。

彼女が運転していたのですか?

そうです。

どのように事故のことを知ったのですか?

自宅に来た警察官からです。同じ日の4 時45分です。その日、私は職場にいる時にマーニと電話で話していました。娘は私の職場のそばにいて電話をしてきたのです。私の仕事場に会いに来るかと聞いたら、コンピュータで調べなければならないことがあるから家に帰ると言ってました。だから、(マーニは)急いでいたわけではないんです。調べたいことがあっただけです。私が家に帰ったらマーニがいなかったので、ちょっと変だと思ったのですがどうせ友達に会いに行ったんだろうと思いました。心配しちゃ駄目よ、何くだらないことを考えているのと思いました。でも変な胸騒ぎがしました。だけど子供がいたらそんな気持ちになること他にもありませんか? そこに警官がきたのです。

警察官は2人でしたか?

そうです。2人の男性でした。

警察官は家にあがりましたか?

そうですね、玄関のところで。私はちょっと変だと思ったんです。マーニと彼女の友達が、正確には彼女の友達ですが、その友達が2、3週間程前に地元に帰ってきて馬鹿げたけんかをして、マーニが止めに入ったりしたことがあったものですから、てっきりその件で警官が来たと思ったんです。ちょっと大げさなのではと思ったので家にはあげませんでした。そうしたら彼らがあがっていいかと聞くので「駄目です。どんなご用件ですか?」と聞いたら、とにかく家の中に入れてくれと。たいしたことじゃ全然ないのに、もっと他にやることがあるでしょう、と思いました。でもとにかく彼らは家の中に入ってきて座り、私にマーニを知っているかと尋ねました。勿論です、と答えると、マーニが事故にあって助からなかった、と言いました。何を言ってるの?と思いました。私には彼らが何を言っているのか理解できませんでした。マーニが助からなかったってことが理解できなかった。もちろん言葉の意味はわかります。でも現実のこととして理解できなかった。どこにマーニがいるのか聞きました。ただ会いたかったんです。だって私が何とかできるって。私にできることが何かあるに違いないと思いましたから。

その時どんな気持ちでしたか?

信じられませんでした。今だって信じられません。今も、その時も。これは悪い夢だ。そのうち目が覚めるって思い続けてました。とても悪い夢に違いない。そのうち目が覚めるって。でも私は眠らなかったのだけれど。その後、実際に長い間眠れませんでした。

かかりつけの医師に診てもらいましたか?

いいえ。眠れないのは当たり前だと思ったんです。私はそのまま自然にまかせたかった。診察を受けたければ行くことはできたし、何かしら(薬などを)もらえるのは知っていました。でも「どうして眠りたいの?」って思ったんです。眠れないことは気になりませんでした。マーニのことだけが心配で、どこにいるんだろう、怖かったんじゃないか、恐ろしかったんじゃないかって。今も怖いんじゃないか、寂しいんじゃないかって。でもマーニは、今は怖くも寂しくもないと思います。

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