インタビュー内容テキスト

クリスマスの頃は特に気をつけています。弟の誕生日は11月5日でした。ちょうどその日に彼の遺体と共にイギリスに帰ってきたんです。クリスマスは特につらい日です。彼の葬儀が12月23日だったし、毎年必ず決まった人がいない。お正月も、蛍の光の歌とともにみんな家族と過ごす日でしょ。弟がいない事を思いしらされるんです。クリスマスは普通は楽しい時、だから余計につらいんです。仕事のクリスマス行事に参加できなかった。ちょっとのお酒で酔っ払って訳がわからなくなったり信じられないくらい精神的に脆くなっていて。でもそれを隠さなければならない。同僚にはわからないし。彼らは言うんです。「私の母が亡くなったとか、私の祖母が亡くなったとか。悲しかったけどそのうちに大丈夫になるよ」って。でも私だって彼らと同じだった。こんな悲しみを乗り越えて以前の生活に戻るすべなんて知らなかった。そんな準備なんてしてこなかった。

今後以前のような生活に戻ることは?

ありません。ただ一人前の人間として暮らすことができるようにまではなる。そうなるまでに長い時間がかかります。でも、以前の自分や日常に戻ることは絶対ありません。2002年10月11日以前の自分に戻ることは絶対にありえないんです。

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