インタビュー内容テキスト

それで、やっぱり1人で聞きに行くのは、それまで何でもなかったんですけども、やっぱり嫌でしたね。それで、両親が心配して来てくれるって言ったもんですから、もうこちらからはとてもそんな頼めないし、心配はかけたくないから、1人でそれでも行かなくちゃなと思っていたんだけど、「来てくれる」と言ってくれたときに、本当正直なところものすごくほっとしました。ただ、本当に、ただ来て、後ろにいるなんですけれども、別に何を話すわけではないんですけれども、それだけですごく楽に、楽になるもんですね、あれは不思議なもんで。
それで、先生に「がんっていう結果が出ました」って言われたときに、言われても、まだ何か人ごとのような感じで、だから、それほどがんになるなんていうことを予想していなかったんですね。もう、しばらくは先生の話を「はあ、はあ」っていう調子で聞いていて。とても優しい先生で、「だけど細胞を見る限りは、そんなに、何ていうか、おとなしいものだと思うから」って言って、安心させてくださるような話だったんですけども、でも、じゃあ、じゃあっていうふうに聞けば、「だけど、不確定」という、さっきも話しましたけど。だから、話しているうちに、どんどんどんどん頭の中が混乱していって分からなくなってきたんですよね。で、分かんなくなると、何ていうか、頭が真っ白になるっていうか、むしろ何も感じなくなるというか、その日は何かボーっとしてましたね。分からなくて。
で、1日、2日経っていくうちに、だんだんだんだん事の状態が分かってきて、それでまじめに考え始めたんですけども、それから、むしろ一緒に行った両親のほうがすぐに反応してました。それで、がんなんだっていうことを理解してました。で、両親も、やっぱりもう高齢なので、いろんな病気をしたりしてますので、がんっていう知識は私よりあったんですよね。それで、「大丈夫、今はがんは大丈夫」って、一番最初に私にそう言ったんです。病院を出たときに。「もうそんなにがんだから死ぬっていう時代じゃなくて、今のがんはかなり大丈夫なのよ」っていうことを言われたのを覚えています。

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