乳がんが本人に与える影響

深刻な病気だと診断されることは大きな衝撃となりえますが、その反応は人それぞれです。ここでは女性たちが、乳がんと診断されたときの衝撃について論じています。

ほとんどの女性が、診断を聞いてショックや動揺を感じたと述べていました。自分の感情のスイッチを切り、がんだと診断されたのは自分ではないと思うようにしていた人もいました。既に他の病気を抱えていたので、信じたくない、否定したい、と感じた人もいました。別の人はそのときの気持ちや疑問について回想していました。

診断の結果を聞いて感情のスイッチを切ってしまった

自分ががんだと聞いても、信じられなかった

がんと診断されたときの考えや思いについて語っている

何人かの女性は、診断に対して、また診断が告げられるタイミングに対して、腹立たしさを感じたと話していました。診断の2週間後にインタビューを受けたある女性は、怒りの気持ちだけでなく、ある種の喪失感があったと述べていました。他の女性は、孤独、孤立、ひとりぼっちといった気持ちについて語っていました。そのときは他の人たちに話しかける気にもならなかったという人もいました。

不信感、喪失感、徐々に診断を受け入れていったことについて語っている

30歳で乳がんと診断されたある人は、幼い子どもたちに対する気持ちと不安を無理やり抑え込んでいたことについて話していました。他の家族に対する心配と同様に、子どもに対する心配について、複数の女性から聞かれました。まったくひとりで病気に立ち向かったという人もいれば、ごくわずかの人にしか話をしなかったという人もいました。家族の反応に対応するのが難しかったという人もいました(家族への影響を参照)。

子どもたちの成長を見届けられないことに対する感情と不安を抑え込んでいた

自分が受けた診断についてあまり人に話さなかった

他の女性は、周囲の人びとの反応、たとえば相手の同情や距離感、困惑した様子にどのように対処したかについて語っていました。他の人々がそれぞれに人生を歩んでいるのに、自分だけが取り残されていくように感じたと語る人も少なくありませんでした。

病気についてどのように話したらいいのかわからなくて、自分を避ける人たちがいた

女性たちが共通して話していたもう一つの感情は恐怖感でした。うつ的な気持ちになったという人も何人かいました。ある女性は虚無感を感じたと言い、またある女性は完全に感情のスイッチを切って、信仰に頼ったことを回想していました。

疎外感と未来がもたらすものに対する恐怖について語っている

診断される前の自分には絶対に戻れないということがはっきりするにつれて、次第にうつ的になっていった

(インド出身の女性)自分の感情のスイッチを切って、信仰に頼った

診断を聞いてもショックを受けなかったという女性も数人いました。ある人は、いかに友だち全員に自分の病気のことを話したかったかを説明し、診断を聞かされたらきっと受けるであろうと思っていたショックは感じなかったと述べていました。何人かの患者は、診断の結果はあらかた予想していて、病気になったことをそれほどまでに深刻な問題とは捉えていませんでした。

診断を受けたときにショックは感じなかったが、誰か知っている人と話したかった

診断結果は予想していたとおりで、病気をそれほど深刻な問題とは受け止めなかった

少数の人でしたが、診断から治療まで急速に事が進んで、まるで自動的に操縦されているかのようだったと話す人もいましたし、全然具合が悪いとは感じていないのにがんだと知らされることがいかに奇妙なことであったかを話す人もいました。前向きな姿勢を保つことが病気と向き合う上で役立ったという人や、自分の人生が病気にコントロールされないように病気と闘ったと話す人もいました。何人かは、がんにまつわる根拠のない恐怖心や俗説について話していました。また、ある女性は、最近では他の多くの出来事に比べて、自分の病気はずっと扱いやすいものになっており、ちょっとした障害に過ぎないと話していました。

70歳まで生きて、がんになったことは悲劇ではなく、ちょっとした不都合に過ぎないと考えている

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