DIPEx-Internationalについて

2009年2月、英国のオックスフォード大学で、DIPEx International Alliance Meeting(ディペックス国際会議)が開かれました。各国で「健康と病いの語り」データベースを構築している組織の代表が集まり、目指すべき使命の検討やお互いの交流、今後のノウハウの共有などについて話し合いました。参加国は英国、スペイン、ドイツ、ニュージーランド、イタリア、オーストラリア、そして日本(ディペックス・ジャパン)と、7カ国に上りました。
会議では、各国のデータベース構築の現状が報告されるとともに、国を超えてお互いが協力していくことの意義について話し合われました。さらに国際組織が、市民や患者、専門家(臨床家および研究者)、保健サービス、ケア提供者、介護者のために、すぐれた語りデータベースを構築していくことを目的として活動を行っていくこと、具体的な運営方法や資金調達、研究手法と知的財産権の扱いについて確認しました。
2010年4月には、再びオックスフォードで第2回国際会議が開かれ、各国の研究グループがそれぞれの活動の進捗状況について報告しました。このときの参加国は英国、スペイン、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリア、日本、韓国、オランダ、イスラエルと9ヵ国(オランダ・イスラエルはオブザーバー)に上りました。さらに2011年9月にはイタリア・プラートのモナーシュ大学プラートセンターで、第3回の会議が開かれました。このときは第2回の9カ国に加え、カナダとパレスチナが参加して11ヵ国となり、今後の法人化手続きとウェブサイト構築の予定について話し合いました。
2009年12月の日本の乳がんウェブページの公開を皮切りに、ドイツが「慢性疼痛」と「2型糖尿病」のウェブページを、韓国も「2型糖尿病」のウェブページを公開しています。近いうちにDIPEx International独自のウェブサイトも公開される予定です。このように「健康と病いの語り」データベースの取り組みは、世界規模で進展しつつあるのです。
