インタビューの方法

インタビュー協力者

以下の条件を満たす方に、インタビュー協力者になっていただいています。

1)20歳以上であること
2)診断から6ヵ月以上経っていること
3)現在、医療機関に入院していないこと

これらに加えて、なるべく多様な体験を紹介するために、可能な限り年齢・病状・治療の種類・家族構成・住んでいる地域などが重複しないように、インタビュー協力者を選んでいます。そのため、体験者からインタビューを受けてもいいという申し出があっても、インタビューに至らない場合があります。

ビデオカメラを用いたインタビュー

「健康と病いの語り」データベースを構築するにあたって、私たちは、原則として英国DIPExの方法に基づいてインタビューを行っています。この方法の特徴は、ビデオ映像を通じて語る人の表情や言葉に直接触れ、その具体的な体験を知ることができるという点にあります。それはまた、語られる事柄の信頼性と親しみやすさを感じさせます。

しかし、ときによっては、事情があって顔を出したくないという方もおいでです。そんな場合は、映像を使わずに音声とテキストだけ、またはテキストだけ、という選択肢もあります。なお、インタビューをインターネット上で公開する際には、ご本人の名前や住所、病院名、地域など、個人が特定される可能性のある情報はすべて削除しています。


インタビューの内容と編集の手順

インタビューは、一問一答形式ではなく、まず身体の異常に気づいてから今までのことを、インタビュー協力者が自由に話すことから始まります。診断に至る過程や診断を告げられたときのこと、家族や周りの人の反応、治療の選択、治療の実際、病気や治療に伴う生活の変化、経済的なこと、現在の悩みや将来の不安、支えになったことなどを自由に話していただきます。一通り話を伺ったうえで、さらに伺いたいことがある場合は、補足的な質問を行います。なお、インタビュー協力者が話したくないことは、話さなくてもかまいません。

インタビュー協力者には、インタビュー終了後に、話された内容を録音テープから文字に書き起こしたものを送ります。そのうえで、公開してほしくない部分や間違っていたと気づいた部分など、削除すべき個所を指定していただきます。

インタビューの場所

インタビューは、インタビュー協力者のプライバシーを保つことができ、リラックスして話ができるよう、協力者の自宅または自宅近くの会議室などを借りて行われます。調査スタッフが必要に応じて全国どこへでも、出かけていきます。調査スタッフは1人または2人で、ビデオカメラなどの記録機材を持参します。

なお、調査スタッフについては、調査スタッフをご覧ください。

ウェブサイトへの公開

ウェブサイト上に掲載されるのは、インタビュー協力者が話した内容の一部だけです。なるべく多くの体験を紹介するために、インタビュー全体の中で、特に印象深い体験や他の協力者にはみられない体験について、何箇所か抜き出して掲載します。インタビュー協力者1人当たり約10~15分程度です。

但し、ウェブサイト上に掲載されない部分も、インタビュー協力者の承諾を得た語りの部分は研究や教育プログラムの開発等に活用され、患者主体の医療の実現に役立たせたいと考えています。詳しいことは「健康と病いの語り」アーカイブをご覧ください。

このページの先頭へ