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診断時:63歳
インタビュー時:64歳(2008年9月)

2007年に膀胱炎をきっかけに前立腺がんが見つかった。九州地方在住で、妻と義母との3人暮らし。大学の教員として非常勤で働いている。子ども3人はすでに自立。治療法は医師の勧めもあって小線源療法を選択。現在は、前立腺がんの方はほとんど心配ないと言われている。脊椎間狭窄症と靭帯骨化症という別の病気を抱えているため、今はむしろそちらの方が心配。毎日を一生懸命生きることを信条に過ごしている。

語りの内容

ですからあとはもう放射線治療なんですけど、その外部からする治療と、それから小線源治療というのとね、2通りあると言われて。ところがですね、その治療が行える場所がA県の場合には、別々だったんですね。つまり、外部から照射するところは、あるところに行って、それから内部で小線源治療はまたそれと別のところだったんですね。で、外部の照射っていうのは、ちょっと実は遠いところだったんです。ここから少し離れてるんですよね。で、それから一方、小線源治療のほうはまあ比較的近いところでした、ということもあって。で、まあどちらでも、私の場合にはどちらを選択しようかと思ったんですけど、そのまあ距離の問題と、それから…あと1つですね、あと1つの要素は、要はその、外部から照射するのは比較的、これはもう経験があるっちゅうんでしょうか、治療法としては結構、まあ古いんだけれども、小線源治療というのは新しいと言われたんですよね。アメリカのほうから、最近伝わってきた手術法で、案外新しいですと。それは少し不安材料ではありましたね。つまりその、経験があまりないという…ことだけども、まあ果たしてその、安心になるのかっていうちょっと不安はありましたけど。ですけどまあアメリカで経験があって、日本でもまあここ3年ぐらい前からやれるようになったって聞きましたんで。それとあと一つはやっぱり、ときどき行かなきゃいけないから、その地域の問題ですね、近さの問題。その3つと、それから先生が、私の場合には「小線源治療がいいんじゃないでしょうか」と言われて、そのへんがやっぱり決め手になりましたね。

私は: です。

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