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「がん患者の語り」データベース作成プロジェクトの意義
この研究プロジェクトには、いくつかの大きな意義があります。
保健医療領域における質的研究の発展
従来保健医療領域で信頼性の高い研究手法とされてきた大規模なランダム化比較試験ではノイズとして排除されてしまいがちな、患者一人ひとり個別な病いの経験を、洗練された質的な研究手法により丁寧に聞き取ることにより、患者主体の医療に貢献するような学術的知見を生み出していくということがあります。
研究成果の一般公開
これまでこうした学術研究は、学会や専門学術誌に発表されても、なかなか一般市民の目に触れることがありませんでしたが、本研究では、インターネットを介して誰もがアクセスできるような語りのデータベースを作成することで、研究成果をより多くの方に利用していただくことができます。
質的データの二次利用の活性化
インタビュー調査によって得られた語りのデータは、映像、音声、テキストの形でアーカイビングされ、がん医療の向上を目的とした学術研究や、医学教育・患者啓発プログラム(DVDやe-ラーニング等)の開発に用いることができるようになります。
