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乳がん注釈一覧
これらの注釈は、日英の医療事情の違いを踏まえて、DIPEx-Japanのスタッフが作成しました。
- 注釈1 日本の乳がん検診プログラムについて
- 英国の乳がん検診プログラムは、50歳以上の女性を対象に3年に1度の頻度でマンモグラフィと視触診を併用した乳がん検診を無料で行っています。日本では、2004年に改定された厚生労働省の乳がん検診の指針によると40歳以上の女性を対象に2年に1度の頻度でマンモグラフィと視触診を併用した乳がん検診を受けるよう推奨しています。その実施状況や自己負担額は自治体(市区町村)によって異なります。
- 注釈2 英国の医療事情について
- 英国では、国民すべてに地域で登録されている「かかりつけ医」がいます。公的な保険でカバーされるのは、このかかりつけ医(一般内科医)による診療と、かかりつけ医が必要と認めた場合の専門の医療機関での診療です。日本と異なり、自費以外で、勝手に他のクリニックで診療を受けることはできません。この女性の体験も、こういった英国の医療事情によるところが大きいのかもしれません。
- 注釈3 日本の乳がんの罹患年齢について
- 英国と異なり、日本では2000年年齢別がん罹患率によると30歳代に罹患率が増加し、40歳代後半にピークがある。(ウェブサイト国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービスhttp://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/index.htmlより)
- 注釈4 乳がんの危険因子について
- 多くの疫学的研究から乳がんの危険因子として、わが国では年齢(40歳以上)、未婚(30歳以上)、高齢初産(30歳以上)、少産、非授乳、低い初潮年齢、高い閉経年齢、肥満、放射線、飲酒、ホルモン補充療法や経口避妊薬の長期服用、乳腺の良性疾患の既往、乳がんの家族歴、乳がんの既往などが報告されています。しかし、このすべてが日本のデータで結論付けられてはいません。インタビュー回答者が甲状腺摘出を危険因子の一つと考えてあげていますが、日本では通常、危険因子にはあげられていません。英国においても同様です。インタビューで語られているのはあくまでも個人の考えであり、必ずしも科学的根拠に基づいた危険因子ではありません。
- 注釈5 リンパ浮腫クリニック
- 英国では専門のセラピストによるクリニックが数多く開業されていますが、日本ではまだ多くありません。
