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ボディイメージ
乳がんの手術は、全切除か部分切除かに関わらず、精神的にショックを与える経験となりえます。女性たちは、変化した自分の体に対し、それぞれに異なる反応や対処をしますが、もっとも大変なのは大抵初めの数ヶ月のようです。乳がん手術は、セックスをするための身体的能力に影響はしませんが、嘆きや恐れ、怒り、憤り、自信の喪失といった強い感情が入り混じり、しばらくの間は性的感情を変容させてしまうことがあるようです。パートナーの反応や考えに対する不安も、重要な役割を果たしています。ここでは女性たちが、自分やボディイメージ、パートナーとの関係について抱いた気持ちについて論じています。
女性たちはがんに対する治療の重要性を強調していますが、同様に、完全な快復という点では、ボディイメージや自尊心、人間関係に関することも重要なことだと考えていました。多くの人が、乳房温存術か乳房切除術かに関わらず、傷跡を見ることによって、様々な心配が生じたと話していました。術後すぐに傷跡を見たという人もいましたが、ある女性は自分の体を見ることに気後れし、夫の前で服を脱ぐことにバツの悪さを感じていました。しかし、他の多くの女性と同様に、彼女もそのような気持ちは時間の経過とともに薄れていったと話していました。
どのように女性たちが変化した体の形に反応し向き合ったかは、傷跡の様子次第でもありました。保健分野で働く二人の女性は、何を覚悟すべきかわかっていたので、過度なショックや動揺は感じなかったと話していました。乳房温存術を受けた人たちは、きれいな傷跡やわずかな乳房のくぼみに対して、かなり早く慣れたと言っていました。他の人たちは、ボディイメージの変化に馴染むにはいくらか時間がかかったが、今では何の不安もないと言っていました。
高齢の患者たちは、ボディイメージの変化にうまく向き合えたと言っていました。しかし、中には、もし自分がもっと若かったら恐らく不安は違っただろうと話す人たちもいました。
女性たちは、パートナーからの支えや励ましについても話していました。パートナーの気持ちについて不安があるという人もいて、きっとパートナーは、彼女らの支えになろうとして自らの不安を隠しているだろうと話していました。何人かは、診断を受けて最初のショックの後、どれほどパートナーが支えとなり、関係がさらに親密になったかを述べていました。このうちのひとりは、がんの治療はいちばんの心配事ではあるが、同様に、自分のボディイメージの変化が、パートナーとの関係にどう影響するかという心配を持ったと言っていました。
ある女性は、乳房切除術を決心するにあたっての夫の支えや、変化した身体の形に対する自分の気持ちの変化を話していました。またある女性は、パートナーの支えとユーモアのセンスが、病気に向き合っていく上でいかに二人の助けになったかを述べていました。またある若い女性は、闘病中に結婚することで、既に親密であった関係がさらに深まるのに役立ったと話していました。
何人かの女性たちは、パートナーが病気のことを話題にしづらいと感じているようだと話していました。ある人は、いかにこのことがセックスに対する意欲の喪失だけではなく、夫に対する怒りの気持ちにつながったかを述べていました。またある女性は、パートナーとのコミュニケーションの問題や彼女自身の拒否感情についても述べていました。しかし、これらの二人とも、時間が経つにつれ、そうした感情が改善されていったと話していました。
ある人は、病気というストレスの下でいかに関係が崩れていったかを述べていました。また他の人は、パートナーにとって、妻の病気に向き合うことは難しいことであり、結果的に結婚生活が破綻してしまったと話していました。
何人かの女性は、ボディイメージの変化についての感情は、体重増加や抜け毛のような治療の副作用と深く関係していると語っていました。病気の後で自信を取り戻すことについても語っていました。サポートグループのファッションショーに参加したと話す人もいましたし、美容上の目的のためのさらなる乳房手術の可能性を語る人もいました。ある人は、傷跡の外観をよくするためにレーザー手術を受け、より多くの種類の洋服が着られるようになったと述べていました。
ある若い人は、ボディイメージに関する問題が、将来の異性との関係に影響するのではないかと思っていました。しかし、他の二人の女性は、将来の異性関係の可能性に不安を持っていたにもかかわらず、新しいパートナーと出会ったと話していました。
