TOP > 「がん患者の語り」英国版 > 乳がんについて語る > 原因について思いあたること
原因について思いあたること
乳がんの原因はまだ完全には明らかになってはいませんが、ある特定の人たちはがんになる危険性がわずかながら高いと推測されています(詳細はCancerBACKUP'sのウェブサイトを参照)。ここでは、女性たちが自分に思い当たる乳がんの原因について論じています。
ほとんどの女性が乳がんの原因がまだ完全に解明されていないことを知りながらも、診断に対して「なぜ私が?」という共通の反応をしていました。
親類に乳がん患者のいる女性たちは、病気の原因として、遺伝的要因が大きいと話していました。遺伝的要因は小さいと話している女性たちもいました。インタビューに答えた多くの人が乳がんを引き起こすのには、たくさんの異なる要因が関わっているだろうと示唆していました。何人かは、考えられる原因の一つとしてホルモン剤の使用をあげており、具体的に避妊薬とホルモン補充療法について話していました。
ある女性は食べ物とがんとの関連の可能性についても話していました。また、インタビューに答えたうちの何人かは病気になった後で食生活を変えていました。西洋的ライフスタイルと食事を、非西欧諸国と比較する人たちもいました。自分は常に健康的な生活をしてきたのに、なぜ乳がんにならなければならなかったのかわからないと話す女性たちもいました。
数人の患者は、乳がんは誰彼の区別なく襲うものであり、すべての女性が潜在的な危険にさらされていると話していました。このうち何人かの女性は、危険因子のカテゴリーのいずれにも当てはまらないと言っていました。この中のひとりは、乳がんの原因に関する報道について、証拠が不十分であり、パニックの原因になっていると批判していました。考えられる乳がんの原因として、ストレスを挙げた女性も何人かいました。環境や汚染、化学物質について疑いを持っている人も何人かいました。
あるインタビュー回答者は、もっと乳がんの原因について研究する必要があると強調し、製薬会社の役割に疑問を呈していました。数人の女性たちは、年齢が重要な因子であると考え、乳がん患者の多くが50〜65歳であると思っていました。(注釈3)ある女性はX線の影響があるのではないかと疑っており、別の女性は、乳がん統計の増加には、乳がんの認知度が高まったことや検査技術の向上も貢献しているのかもしれないと語っていました。
2人の女性は、自分が危険因子のいくつかのカテゴリーに当てはまったことが、気持ちの上でいくらか助けになったと語っていました。(注釈4)
