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化学療法(抗がん剤治療)

化学療法とはがん細胞を死滅させるために、抗がん作用のある(細胞に有毒な)薬を使う治療のことです。薬は通常、静脈への注射によって、数日間の治療をひとつのコースとして、投与されます。この後、治療の副作用から快復するために、数週間の休養期間をおきます。治療のコースの実施回数はがんの種類にもよりますし、薬の効果の現れ方にもよります。通常、治療は外来で行います。ここでは、化学療法の経験とその副作用について述べてられています。

多くの人は、すでに化学療法とその副作用について聞いたり読んだりしていて、この治療を受けることになったときに抱いた感情や懸念について述べていました。何人かの人は手順について述べており、快適な病院の環境と協力的なスタッフについて話す人も多くいました。ひとりの女性は、炎症性乳がんで、数週間にわたって継続して化学療法を受けており、その経験について話していました。

化学療法の影響には個人差があります。わずかですが、まったく、もしくはほとんど副作用がなかったという人もいました。そのうちの何人かの女性は治療中も働き続けていました。しかし、多くの人たちにとって、化学療法は副作用によるつらい経験であり、働くことはできなかったと述べている人たちもたくさんいました。化学療法の一般的な副作用は、倦怠感、虚弱、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、体重変化、味覚変化です。大抵、一時的に複数の副作用を体験していました。多くの人が気分の落ち込み、疲れ、活力減退または衰弱を体験したと言っており、何人かは、一旦どうなるかがわかると、治療を受け入れやすくなったと話していました。

吐き気と嘔吐もまた、何人かの女性たちにとって共通した副作用でした。他にも体重増加または減少と、味覚変化について話している人もいました。

いくつかの化学療法では脱毛を起こします。ひとりの女性は脱毛を少なくするために頭部冷却法を受けましたが、彼女の場合は失敗したと話していました。何人かの女性たちは頭を剃った理由について話していました。この時期、かつらやスカーフをつけていたと言っている人たちもいました。また、頭がちくちく痛んだり、じんじんするような、またはひりひりするような感覚があったという女性たちもいました。

不安で落ち着かない気持ちになったという人も少なくありませんでした。臨床試験に参加していた人も二人いて、化学療法の結果、口腔カンジダ症になった人もいました。別の女性は膀胱炎を起こしており、化学療法の影響としてはあまり一般的ではないが、胆嚢の炎症を起こしたという人もいました。更年期の兆候が出た人もいましたし、いくつかの深刻な副作用が起きたため、化学療法を止めた人もいました。医師は化学療法がその副作用に勝る治療効果があると考えた場合に実施を指示します。患者はその可否をよく考える機会が与えられており、多くの人が一時的な副作用に勝る治療効果があると強調していました。また、ほとんどの人は、その時に家族、友人、病院のスタッフ、他の患者が支えてくれたことに勇気づけられていました(Talking about「支援の提供者」を参照)。