月別アーカイブ: 2016年9月

事務局だより

ナースプレス第45回:「障がいを持っている人が感じる検診/検査のハードル」

今日も、更新されました。ナースプレス!今日の担当は、大腸がん検診モジュールのリサーチャーで電気通信大学の菅野摂子さん。テーマは、「障がいを持っている人が感じる検診/検査のハードル」です。

障害がある人は、それを理由に医療機関から足が遠のいてしまうことがあります。検診もそのひとつです。

中で語ってくださっているお一人目の方は、ご自身の病気のため、がん検診を受検しにくいということを話されています。また別の方は、検査の際に介助者や家族が付き添えず、無理な姿勢でいなくてはいけないことがつらかったとのこと。

その一方で、障害を持っているからこそ自分で異常を発見しにくいことがあり、検診を受けたほうがいいと考えている方もいらっしゃいました。

 

医療者は、(もちろん悪意はないのですが、)つい、自分の専門以外は「見なくてもいい」「分からなくて当たり前」という姿勢になっていないでしょうか?

医療の高度化や専門分化が進み、効率化のために分業も進むと、例えば検診のときに、「診断に必要な検体が採取できればいい」、「診断に必要な画像が撮れればいい」…と、目的を達成することに集中しすぎてしまっていないでしょうか?
 

「健診を受ける」「医療機関にかかる」ということは、その人の生活の一部でしかありません。実は他に障害をかかえていたり、他に病気がある場合もあるでしょう。それと同じく、介護や子育てなどで制約がある場合もあります。当たり前ですが、すべて含めて一人の人なのに、医療者は、目当ての病気(目当ての検査)のことだけを見がちです。
 

検診や医療機関への受診を勧める場合、検診や受診目的になっている疾患とは別に、それを阻むような要因がないか。検診や受診を促すために何か特別な配慮が必要ではないか。

医療職の方々、今までこのような経験がなかったでしょうか。また、その場合はどうしたらよかったでしょうか。ぜひこの記事を通じて考えてみてください。

ナースプレスの記事はこちらから閲覧できます。

 

事務局だより

明日、NHKの「おはよう日本(予定は7時台)」でDIPExが紹介されます~

事務局からまたまた、お知らせが入りました♪なんと、

明日(9月27日)、NHKの「おはよう日本」に出るそうです!

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7月にNHK名古屋で放送された(WEBにも1週間だけ
公開されて皆様にアナウンスさせていただきました)
番組が、明日のNHK総合「おはよう日本」で全国に
放映されます。

DIPEx-Japanのスタッフによる、若年性認知症の男性と
その奥様へのインタビューの様子が収録されていて、
活動の趣旨(特にご本人の語りを聞くことの意義)が
紹介されます。前回の放映よりは少し短くカット
されて、書籍の紹介は出ないのが残念ですが、
ローカル番組とは違い、全国放送ですので、
それなりのインパクトがあることを期待しています。

時間帯は今のところ7時台の予定ですが、大きな
ニュースが入る場合は6時台に移動になるそうです。

DIP-J事務局 さくま

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引用ここまで。

みなさま、どうぞどうぞ、チャンネルを合わせて(チャンネルを合わせる・・・って言い方、もう古いのかしら・・・・)、お待ちください!

事務局だより

ナースプレス44回:「患者の意外(?)な思い込み」がアップされました

突然ですが、これを見てくださっている皆さん(特にナースの方々)、意思決定には「バイアス(つまり、「ゆがみ」ですね)」が生じる可能性があるということは、ご存知ですか??

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「この手術による生存率は、90%です。」

「この手術による死亡率は、10%です。」
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この二つ、実は同じことを言っています。なので合理的に考えると、それぞれの情報を提示された時に、手術を選ぶ人の数は、同程度になるはずです。

しかし、「死亡率10%」と言われると手術を受けたくなくなるという傾向が人にはあります。これは、意思決定にかかわるバイアスの一つの、「フレーミング効果」のおかげです。(くわしくは、「フレーミング効果」で調べてみてください。)

 

 

今回の記事は、それぞれの方の意外(?)な思い込みについて書かれています。中にも書かれていますが、この思い込みも、バイアスです。「バイアス」なんて言葉を使われるとなじみが薄いかもしれませんが、記事を読んでいただければ「ああ、あるある、こういうこと」と思われるのではないでしょうか。

今回の担当者は、医療ジャーナリストの北澤京子さん。
北澤さんの分かり易い文章を通じて、ぜひ、意思決定などの行動に影響を及ぼす「バイアス」について、考えてみてください。

https://nursepress.jp/225801
 

事務局だより

「認知症の語り」にご本人の語りが追加されました!

こんにちは、DIPEx-Japan運営委員・Facebook担当、ブログ担当・瀬戸山です。
事務局より、こんなお知らせが入りました!

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一年ぶりに新たに二名の認知症ご本人の語りがアップされました。

▲若年性レビー小体型認知症の女性
http://www.dipex-j.org/dementia/profile/de13.html

▲若年性アルツハイマー型認知症の男性
http://www.dipex-j.org/dementia/profile/de14.html

こう書くと、何だか症例報告みたいでいやなんですが、男性は、NHKのドラマの主人公にも取り上げられた、佐藤雅彦さんです。普段から実名で活動されているので、お顔をご存じの方もおられると思います。
ご自宅での撮影に、シャキッと背広を着こんでキメてくださったのですが、実は足元は裸足でした(笑)。裸足が好きなんです、とはにかんでおられた様子がステキでした。

レビー小体型認知症の女性は、インタビュー本人11さんとしてサイトに登場されて、ご本も出されている、樋口直美さんに、人前で自分の体験を語るきっかけを与えてくれた方で、今も地元のオレンジカフェで活動されています。

これらの新たな語りの追加は、昨年夏から秋にかけて展開した、認知症本人の語り追加のための募金キャンペーンで集まったお金で可能になりました。
ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
さらにお二人のご本人のインタビューが終了しており、現在アップに向けて作業中です。
これからも皆さんのご支援をよろしくお願いします。
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以上、事務局長のさくまより、お知らせでした。

「不安な時は、同じ病いを抱えている人と繋がることが大切。自分では解決策が思い浮かばないことも、皆が答えを一緒に考えてくれる」

これは、男性の方の語りの一部に出てくる言葉です。(具体的な語りは以下です。)
http://www.dipex-j.org/dementia/topic/resource/kanjakai/2808.html

DIPExが、同じ思いを抱えている人とつながるひとつの資源になれば…そう願ってやみません。

みなさまぜひ、新たにアップされました、お二人の語りにアクセスしてみて頂けたらと思います。

事務局だより

【ナースプレス:第43回 患者さんや家族の経済的な気がかりに目を向けよう!】

こんにちは、瀬戸山です。あっという間に2週間が過ぎてしまいますが、本日もナースプレスの記事がアップされました。

今回の担当は、東京工科大学で成人看護を教えていらっしゃる森田夏実さん。テーマは「第43回 患者さんや家族の経済的な気がかりに目を向けよう!」です。

これを読んでくださっている看護職の皆さんは、これまで患者さんと、治療にかかる費用など、お金の話をした経験がどのくらいあるでしょうか?
 

日本では、医療現場でお金のことを話題にするのはご法度のようになっているのが現実です。患者さん自身は、「この治療にいくらかかりますか?」とは聴けず、医療者も、最初から「この治療は●●円になります」とは、めったに話をしません。そういう文化があるようです。

同時に、医師や看護師などの医療者は、現場でお金をやり取りしているわけではないので、医療にまつわる経済観念に疎いと言ったことも聞かれます。
 

しかし、当然のことながら、治療にはお金がかかります。治療だけでなく介護のための道具や設備を整えることにも、費用が必要です。また、患者さんや家族が経済的に困ることは、ただそれだけでなく、社会的に孤独になったり、精神的に追い詰められることもあるかもしれません。
 
  

今回のおふたりの話しから、当事者の人が、治療や療養にかかる費用についてどのように感じているか、看護職としては何ができるか、どのように声をかけたらよいか、考えるきっかけにしていただければと思います。

https://nursepress.jp/225785

事務局だより

【10月のワークショップのチラシ、更新されました!】

こんにちは、DIPEx-Japan運営委員瀬戸山です。
先日ここでもお伝えしましたが、10月に患者さん・当事者の語りを医療者や医療系学生の教育に使おう!というワークショップの第4弾が開催されます!

そのチラシの最新版が公開されました。

そこに向けて準備を進めているのが、DIPEx-Japanの「教育的活用」グループ。メンバーは、看護系教員の森田さん、射場さん、竹内さん、仙波さん、佐藤さん、医師の別府さん、青木さん、そして欠かせない存在なのが、病気体験者・当事者である、るみ子さんや広野さん。また、長年医学教育に携わってきた中村お千賀さんも。

教育に携わっている人にはそれぞれ熱い思いがあるような気がしますが、熱い思いだけでは、きっと社会は変わりません。地に足がついた取り組みになるように、病気を体験した当事者の方からの率直な意見はとても大事です。また、現場に即した教育になるように、実際に臨床で日々医療を担っている方々からも、忌憚なきご意見を頂きたいところ。

当日は、多様な人たちがフラットに、患者や当事者の「語り」を教育に活かす取り組みについて、ディスカッションできる場を目指しています。

詳細は以下です。当日会場でお会いできることを楽しみにしています。お申し込みも受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いします。

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第4回教育ワークショップ
「患者の語り(ナラティブ)が医療者教育を変える」

日時:2016年10月22日(土)13:00-17:00終了
場所:東京工科大学蒲田キャンパス(京浜東北線JR蒲田駅 徒歩3分)

1.基調講演「医療者教育におけるナラティブの意義」 波平恵美子先生(文化人類学者、お茶の水女子大学名誉教授)
2.医療者教育への活用を意図して編集した語りの視聴とグループディスカッション ナラティブを教育に活用する上で大切なことは何か、教員として配慮すべき原則や 準備が必要なことは何か等、参加者とともに考えたいと思います。

対象: 医療者教育に携わっている方、ナラティブを教育に活用したいと思っている方、学生、 患者・介護経験者など

参加費 : 正会員 1000円 非会員 2000円 学生1000円 (当日入会申込可)

お申込み方法:edu-forum@dipex-j.orgまでメールでお申し込みください。なお、メールの タイトルは、「10/22 ワークショップ参加希望」とし、本文にお名前、ご所属もしくはお立場、ワークショップに期待することなどを記してください。

主催:認定特定非営利活動法人 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン 共催:平成28年度科学研究費 基盤C 代表者:森田夏実(東京工科大学)

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20161022DIP_edu(ver2)