年別アーカイブ: 2022年

お知らせ

2021年度の教育的活用の実態調査の結果をアップしました!

医学教育モデルコアカリキュラムでも取り上げられている「健康と病いの語りデータベース」は、広く医学・看護学・薬学領域の教育に活用されています。
公開されている語りについてはどなたでも無料でご利用いただけますが、語り手の皆さんから貴重な体験談をお預かりしている立場から、どのように活用されているかの実態を把握するため、教育や講演、研究に活用される方々にはアンケートへのご協力をお願いしています。

このほど2021年度のアンケート調査の結果を「健康と病いの語り」教育的活用ウェブサイトのほうにアップしました。
この年は84件の利用申し込みがあり(申し込みせずに使ってしまっている方も少なくないとは思いますが)、そのうちの46件からアンケートのご返信をいただきました。

活用目的の約7割が学生教育、約3割は専門職の研修、市民向けの講習会等となっています。
学生教育の内訳は、看護がもっとも多く、医学、薬学、理学療法など医療系、福祉系が8割近くを占めています。
集計結果(2021年度、n=46)の詳細はこちらをご覧ください。

アンケートにご協力くださった皆さま、ありがとうございました。

お知らせ

医学教育モデルコアカリキュラム(令和4年度改訂版)に教材として紹介されました!

今年11月に公開された医学教育モデルコアカリキュラム(令和4年度改訂版)の中で、「プロフェッショナリズム教育」に有用なナラティブ教材としてDIPExが紹介されています。 
今回の改定で新たに章立てされた「第3章 学修方略・評価」の中の114ページです。

とっても小さい字ですので見落としてしまいそうですが、設立15周年にしてようやくこうした評価がいただける
ようになったというのは感慨深いです。

お知らせ

「新型コロナウイルス感染症患者・家族の語り」インタビュー協力者募集!

現在公開中の「新型コロナウイルス感染症の語り」はまだパイロット版です。
第1波から第7波まで(まもなく第8波も来そうですが)を網羅して、様々な立場の方の様々なコロナ体験を知ることができるオンラインデータベースを目指して、お話をしてくださる方を探しています。
特にご協力をいただきたいのは以下の方々です(但し18歳以上に限られます)。
・後遺症経験者
・ICU経験者
・コロナ医療に関わっていて、ご自身が感染された医療従事者
・コロナによってご家族を亡くされた方

詳しくはこちらをご覧ください。

お知らせ

DIPEx-Japan設立15周年記念シンポジウム「病いの語りから、今、何を学ぶのか?」を開催します

終了しました。多くのご参加ありがとうございました。

認定 NPO 法人健康と病いの語りディペックス・ジャパンは、
2022 年に設立 15 周年を迎えました。
この 15 年の間に「患者中心の医療」や「患者参画」、
「ナラティブ・ベイスト・メディスン」といった言葉が広く使われるようになり、
患者の声、当事者の思いに寄り添うことを目指す様々な動きが広がってきました。

特にコロナ禍で医療系の学生が患者と直接触れ合う機会が減ったここ数年、
「健康と病いの語り」は医療者教育でも盛んに用いられるようになっています。

このような中で、改めて今、考えたい問いがあります。
当事者の「語り」を医療者教育に活用するとはどういうことなのか?

地域に出て人々の語りに触れながら医療を考える医師、
理論社会学の立場から病いの語りに向き合う研究者、
自らを語ることで社会を変えていく当事者研究の研究者、
さらにはディペックスのインタビューを受けた当事者や
そのインタビューを担当した看護教員など、
さまざまな立場の方とともに、
私たちが「語り」から何を学べるのか、議論を深めていきたいと思います。

皆様、貴重な機会をお見逃しなく!

=========================================
【テーマ】DIPEx-Japan設立15周年記念シンポジウム「病いの語りから、今、何を学ぶのか?」
・日時 2022年10月29日(土)13時30分~17時20分
・場所 聖路加国際大学本館講堂アリスホール、ハイブリッド形式
・参加費 1000円
・定員 会場100名、オンライン120名
 ※会場参加者にはDIPEx-Japanの活動の原点ともいえる講演会シリーズ
 「病いの語りを考える」の記録集を謹呈いたします。

【登壇者(五十音順・敬称略)】
射場典子(聖路加国際大学、DIPEx-Japan)
熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター)
鈴木智之(法政大学 社会学部 社会学科)
孫大輔 (鳥取大学医学部 地域医療学講座)
長坂由佳(キャンライフ、DIPEx-Japan)
水野光 (錦秀会インフュージョンクリニック、DIPEx-Japan)
司会・瀬戸山陽子 (東京医科大学、DIPEx-Japan)
※登壇者は全員現地参加の予定です。

【参加申し込み】下記、Peatixにてお申し込み下さい。
https://illness-narratives.peatix.com/

主催:認定NPO法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン
お問合せ:office(at)dipex-j.org <–(at)を@に変えてください。
=========================================