大腸がん検診の語り

インタビュー03:プロフィール

関東地方在住。内野さん(仮名)は大学教授として多忙な日々を過ごしている。年齢を意識し始めた頃より、人間ドックを定期的に受けている。受診先は自宅近所の病院で、便潜血検査は受けずに、胃・腸カメラ(胃・大腸内視鏡)を用いた最新技術による検診を毎回実施している。
現在の病院で検査を受ける以前は、勤務先の大学より勧められた病院で人間ドックを行っていたが、バリウムを飲むのがとても苦手だった。そこで、家族から自宅近所の病院を勧められ、大腸の治療に関する実績もあり、設備も整っているということで、検診を受けたところ、非常に楽に終える事が出来た。カメラを体内に挿入される違和感は感じるものの、鎮静剤を打たれて意識が遠のいているため、それほど辛くは感じられない。また、自分でカメラを見て説明を受けられ、ポリープが見つかればすぐに切除してもらえるため、安心して受診している。実際に、2005年にポリープが見つかり、事前に伝えてあったとおり、その場で切除した。大学での自身の専門分野も影響し、検査はなるべく最新技術を取り入れたものがよいと考えている。
大腸の検診に対する意識が高まったことは、大学生の頃より何度か血便が出たり、ときどき腸のあたりが痛むことが要因となっている。そのたびに病院に行き、異常は見られないと診断されていたが、長い間気になっていた。そこで、現在の病院での定期的な受診を行うようになった。
また、亡くなった父親のがん経験も影響している。父親は前立腺・膀胱がんの治療を行って一度は回復したが、体調を崩し病院で検査を受けたところ、盲腸がんの末期状態であった。なぜその状態になるまで見つけられなかったのか疑問に思い、尋ねたところ、長い間市が実施している検便検査を「面倒だから」という理由で行わずに過ごしてきたということだった。
そうした経験もあり、大腸がんだけでなく他のがん検診についても定期的に受診している。大学の業務が忙しいため、十分な健康管理を行っているとは言えないが、からだの事は常に意識の中にはある。自身の年齢も配慮すると、受診すべき項目はしっかり受診すべきだと考えている。