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英国人の乳がんの語り

タモキシフェンからアリミデックス(一般名アナストロゾール)へ変更したことについて説明している

当時“wonder drug(特効薬)”と呼ばれていたタモキシフェンの服用が中止になり、アリミデックスに変わりました。

――タモキシフェンはいつから始めたのですか?

手術の後、すぐからです。

――タモキシフェンで何か副作用があったのですか?

自分の知る限りでは、ありませんでした。でも、薬の作用なのか、背がとても高くなったような感じがすることがあります。身長が2m以上にもなったような感覚で、地面がとても遠くにあるように感じられるんです。そして階段を下りるとき、「んん、何だか長いなあ」と思ったりするんですよ。でもこれは、単に現在服用している薬の組み合わせのせいではないかと思います。

――めまいのような感じですか?

いいえ、そうではなくて、ただ背が高くなった感じがして、それだけなんですよ。本当に不思議な気分ですけれどね。

――アリミデックスに変わったのはいつですか?

以前、放射線療法を受ける必要があると言われました。薬が変わったのはその時だったと思います。

――何か違いに気付きましたか?

いいえ何も。タモキシフェンで副作用がありませんでしたから。

――では、アリミデックスではどうですか?

アリミデックスでも副作用はありません。

英国人の乳がんの語り

タモキシフェン服用後の(不正出血など)子宮がらみの副作用について話し、子宮がんのリスクが高まることにも触れている

――副作用のようなものがあったそうですが、それについて教えていただけますか。

ええ、副作用はあります。一番影響を受けたのは子宮でした。私が知るところでは、子宮内壁から絶えず分泌物があり、しばしばひどい出血があります。それで更年期と出血の専門医のところを受診したら産婦人科医に紹介してくれました。この先生は、私がガンの検査する必要があると思ったので、そのような場合を考慮して子宮壁の一部を掻爬し検査してくださいました。タモキシフェンの副作用のひとつ、というか、招かれざる副作用のひとつが子宮癌じゃないかと思っていましたから。でも、これはきれいさっぱり解決しました。癌の可能性はすっかりなくなりました。ガンは無かったのです