投稿者「dipex-j」のアーカイブ

クローン病の語り

朝から下血があり、痔かと思ったが夕方になっても止まらず病院に行ったらそのまま入院となった。内視鏡検査の結果、回盲部(小腸から大腸への移行部)に病変が見つかりクローン病だとわかった

夏の8月の10日とかそれぐらいだったと思うんですけれども、土曜日だったと思います。朝の、ええと、ご飯食べてからトイレに行ったら血便が出ました。結構な鮮血で、結構真っ赤な便が出て。で、まあその、今までの、その、パンツに、こう、液体が付いてたっていうところで痔だと思いましたので、切れ痔になったんじゃないかって一番最初は思いました。で、まあ一番最初の、その、朝8時ぐらいだったと思うんですけど、そのときの出血はそう思い込んで、取りあえずそのまま様子を見ていたんですけど、それが2回、3回っていうふうに続いて、4回、5回、6回と、どんどんどんどん止まらないという感じで、うんと、血便が出続けたという感じですね。それで、まああの、血便が出て、その、何か悪い病気なんじゃないかっていうふうに、何となく思ってきたんですけれども、まあ、病院行きたくないなっていう気持ちがあって、ずっとそのまま回数が増えていった状況だったんですけど、まあ夕方ぐらいになって、さすがにそろそろまずいなっていうふうに感じてきたので、ええと、まああの、夜間とか、土曜日だったんで普通にやっている病院はもう閉まっちゃってましたし、確か17時ぐらいだったと思うんですけど、ええと、電話で、あの、夜間にやっている病院、診療所というのを探してもらうサービスにちょっと連絡して、近くの診療所を紹介してもらいました。で、そこに行って、診察の前にまた便意が出てきて、で、トイレに行ったらまた血便が出て、それを先生に見せたら、まああの、出血の量が多いから1回入院しましょうという形になって、そこに入院することになりました。

うんと、で、まあ最初は、その治療としては絶食にして、止血剤を投与して、あとはステロイドを口から、点滴からという形で投与してという形でした。大体2週間ちょっとぐらい入院してから退院という形になりました。入院中に何回か大腸の内視鏡検査を受けて、そのときに、一番最初はまあ、あの、直腸のところだけ見てみましょうという話だったんですけど、その潰瘍性大腸炎を疑っていたので。で、そのまま直腸のところに特に何も病変がないということで、奥のほう、奥のほうというところで見ていったら、ええと、上行結腸の回盲部あたりのところに病変があるっていうことで、もしかしたらクローン病なんじゃないかっていうふうに言われました。確かそれが一番最初入院して、1日、2日ぐらいのところだったと思います。確かそのときはかなり炎症が強くて、確定診断ていう形にはならなかったんですけれども、まあ退院してから何回かその大腸内視鏡検査して、クローン病でしょうっていうことになって、大学病院のほうに、ええと、通院するようになりました。

クローン病の語り

中学生のころからよくお腹が痛くなった。高3の冬に痔ろうがなかなか治らず、大きい病院を紹介してもらい、クローン病が疑われた。その後大腸カメラなどの検査で確定診断がついた

元々中学、中学ぐらいからおなかが痛くなる子で心配事があったり緊張、行事の前とかにおなかが痛くなっていたんです。それを病院に行くと、えーと、何だっけ、「神経性なもの、精神的なものだね」って言われていて、ずっとそういうもんなんだと思って生きていたんですけど…。うーんと、きっかけは痔ろうかな、肛門部にうみがたまる病気になって、すーごい痛くて、生活に支障が出るぐらい痛くて。で、地元の病院に行ったんですけど、まあ「痔ろうだね」って言って、その場で切開してうみを出して「これで治りますよ」って言われて家に帰されるっていうのを何回か繰り返して。でも、治らないんですよ。
それで、で、もうちょっと大きな病院を紹介してもらって、まあ、そこまで長く何カ月もかかったんですけど紹介してもらって、その病院に行って。もう、そこではクローン病を分かる先生がいて、もう私の、あの肛門部を見た時点で、「ああ、もうこれはクローン病じゃないか」って言って、えー、小腸造影とか大腸カメラかな、のベタな検査をして、それで分かったのが18の冬です。高、女子校生、高校3年の冬だったんですよね。
何か当時、あの、受験勉強をしてて、で、ちょうど私、保育士の資格持っているんですけど保育の短大に受かった、受かって合格発表出ましたって言った後ぐらいに何かものすごい下血をしたんですね…。
で、ちょっとあれが肛門の下血だったのか腸だったのか、もう記憶が10年以上前だからあやふやなんですけど、とにかくそこでもうこれはただ事じゃないってなって、で、病院で実際検査を受けてクローン病だっていうことが分かって…、それが本当、今31になるので13年前ですかね。