一般社団法人「新しい贈与論」は、会員の方々が、寄付や贈与について学び、毎月変わるテーマに沿った推薦と投票によって寄付先を選ぶコミュニティ(ギビングサークル)です。ディペックス・ジャパンは、その活動に着目した会員の方々の推薦と投票によって選ばれ、84.5万円の寄付を受領いたしました。
推薦の理由として、ディペックス・ジャパンの「語り」の特徴が、その温度と細やかさにあるとし、「温度とは、通常であればカットされがちな言い淀みなどを残し、語り手の語りを出来る限りそのまま伝えようとする姿勢」、「細やかさとは、一つの病気を、その単体として捉えるのではなく、診断、治療、症状との付き合い方、家族としての受け止め方など様々な切り口、視点からの語りに触れることが出来る点」が挙げられました。
また、「自らの経験を無償で差し出すことは、対価を求めない贈与であり、聞き手はやがて自らの物語として他者に語ることで、贈与の循環を生み出す取り組みでもある」として、語りの持つ無償性と循環性にも言及されています。
語りをそのまま伝えようとする姿勢と障害や病いの語りを様々な切り口で届けることは、まさにディペックス・ジャパンが創設以来、当事者の語りを届けるために心がけてきたことです。
「新しい贈与論」のHPのニュースリリース(「一般社団法人ディペックス・ジャパンへ寄付を行いました」)で推薦文全文と、会員の方々の投票理由の一部抜粋をご覧いただけます。
改めて、「新しい贈与論」ならびにディペックス・ジャパンの活動を応援してくださる皆さまに、深く感謝申し上げます。