※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。
インタビュー時:72歳(2022年1 月)
診断時:69歳
診断名:完全房室ブロック
甲信越地方に弟家族と4人暮らし。NPOで相談支援の仕事をしている。
夜中に胃の辺りに強い拍動を感じた。また、途中で休まないと階段を上がれない状況となり、血圧が普段より高かったので、旅行前に念のため受診したところ、完全房室ブロックと診断された。
1週間後に心臓ペースメーカ植込みをした。植込み手術中、電極がつながった瞬間に体が楽になったと感じた。
現在は手術前と同じ仕事をし、支障なく生活できている。
語りの内容
私の仕事が人の相談に乗る仕事なので、すごく気を遣う仕事で、血圧が結構そういう意味では、正直に上がったり下がったりする。
多分すごく血圧は上がり下がりがあるだろうと。いちいち細かくその場面ごとに測ってるわけではないんですけど、多分すごくあるだろうと思う。
そういう意味では私の心臓には負荷が、運動する負荷とは別な負荷が、いろいろ掛かっていたかもしれないなーっていうふうに思っています。
気を遣わない仕事ではないというのはそのとおりで、こういう仕事に向く向かないっていうことがあるとは思います。
私自身はこの仕事を嫌だと思ったことは全くありませんし、この仕事が自分に向いていると言えるかどうかは別なんですけど。
私自身は先ほども申し上げたように、すごく心臓にストレスを掛けながら、頑張ってこの仕事をしているって意識は全くないです。
だから、大変だとかつらいとか、そういう感じとも少し違うとは思っていますが、だからといって、楽な仕事をしているということではないのは分かります。
でも、一体どの辺りがストレスで、どの辺りがストレスではないのかは、私にはちょっと判断はしづらいとこがあります。
当たり前のようにやっている。ただ、それは当たり前ではないところに行ってる可能性はある。
そんなことかなあと思うしかないので、いちいち、きょうはストレスフルだったと思っているわけではありません。
ただ、私は、自分でマッサージというか、愉気(ゆき)*というか、体を触る仕事も一部しています。
会話をするだけではなくて、相手の体をほぐすとか、それから相手の体の状態に配慮して、愉気、気を送って相手の体を楽にするようなことも、自分の仕事の一部としてきちんとわきまえて、組み込んでいるところがあります。
相手の人のほんとにやりにくい、生きにくい、苦しい、つらい、そういう思いの塊に触れるということは必然で、珍しいという感じではなく、当たり前のようにそういうものに触れなくちゃいけない。
*整体法創始者の野口晴哉が提唱した、相手の体に手を当てて気の流れを整える手当て法
インタビュー33体験談一覧
- 循環器内科を専門にしている診療所で、速やかに診断してもらい、腕のいい専門医のいる病院に紹介された
- 人の生き辛さに触れる仕事をしている。心臓にストレスを与えながら仕事をしているという意識はないが、負荷はかけているだろう
- 仕事は夜もあり、泊まり込んでいるので、自分の体をメンテナンスする時間を取るのは厳しいが、やれる範囲でやったほうがよい
- 検診で不整脈と指摘され3年経っていた。夜中におかしな拍動を経験し、それからエネルギー切れを感じることがあった
- ペースメーカが必要と言われ、驚いたがほかに道がないならそれでいいと思った。体の一部を機械で補うことに関心を持った
- 半年毎の受診では、ペースメーカの機能、活動の記録、電池の寿命、自分の心臓よりも拍を下げて機能するかなど確認している
- ぺースメーカは大きくないが体の中に異物が入っているという抵抗感はあった。行動全体が不自由になるということは全くなかった
- 自分の体の機能の一部が機械で補われることは、人体をサイボーグ化すると思うとちょっとおかしかった


