インタビュー時:71歳(2019年11月) 
診断時:69歳 
診断名:気管支喘息、高血圧症、心不全

首都圏に妻と2人暮らし。定年退職後、再就職しホテルの清掃管理をしていた。
入院直前の1か月ほどは特別プロジェクトのため特に忙しく、泊まり込みをして不摂生が重なっていた。
息苦しさがピークとなり、2018年2月に心不全で入院。心臓が悲鳴を上げていると感じた。
安静や利尿薬などで回復したものの、退社。現在は友人の福祉関係の仕事を手伝っている。
これまで自分の体を過信していた。病気になり健康の大切さに改めて気づいた。

プロフィール詳細

首都圏に妻と2人暮らし。結婚した2人の娘がいる。定年退職後、再就職しホテルの清掃関係の会社で管理部門で仕事をしていた。朝8時から夜は11時頃まで仕事をすることが常で、入院直前の1か月ほどは期限のある特別プロジェクトのため、泊まり込んで無理をし、睡眠不足や食事の不摂生が重なっていた。喘息の持病があり、10年ほど定期的に職場近くのクリニックに通っていたが、仕事を休むよう言われると職場に影響するので、血圧が高く、息苦しさやめまいを感じるようになっていたことを、受診しても正直には伝えなかった。

息苦しさがピークとなった2018年2月、定期的な受診で心不全だとわかり、救急車で入院施設のある病院に搬送され、入院となった。自分でもさすがに心臓が悲鳴を上げていると感じた。安静、酸素吸入、利尿薬の点滴、心臓カテーテル検査などを受けて回復したものの、以前の仕事を続けるのは難しいと考え、10年務めた会社を退職した。これまで自分の体を過信して働いていたが、急に病気となり、健康が第一だと改めて気づいた。現在は友人の福祉関係の事業を手伝っている。元来人間が大好きなので、多くの人に接して笑い声のある職場で働けることが一番の楽しみである。

現在は降圧薬、強心薬、抗凝固薬、利尿薬、痛風の薬、気管支拡張薬などを服用している。食事は、野菜が多く塩分の少ない食事を妻が用意してくれている。昼食は職場で600キロカロリー以下のヘルシーな食事をとることができる。しょうゆ、ソースは使わないようにし、必要な時は減塩しょうゆを直接かけずに小皿に出して摂っている。好きないくらやたらこはご褒美に食べるくらいにして、痛風を指摘されてからビールとともに控えるようにした。若い頃からヘビースモーカーだったが、喘息の診断を受けたときにやめた。

運動については、足腰が弱らないように歩くことやストレッチを心がけ、職場では昼食後の体操をしてみんなと行っている。以前と比べ歩くスピードが半分になり、激しい運動や階段を上ることに辛さを感じる。妻が大腿骨折をしてから初めて家事を手伝うようになったが、掃除機をかけるときに息が切れるため時間をかけて行っている。

医師からは体調の良し悪しの分岐点を把握するように言われている。仕事をしていて身体の辛さを感じたときは、自分から早めに休むようにしており、血圧・体温、酸素飽和度などをグラフ化して推移を把握し、医師にも報告するようにしている。感情と心臓は大いに関係があり、アンガーマネジメント*¹を心がけると血圧とリンクすると感じている。仕事の業務は日々に分散させ、以前のように詰め込まないことを心がけている。

心臓の病気は誰にでも起き得る病気であり、ある日突然忍び寄ってくるため、普段の健康管理が大切であることをもっと広報してほしい。60歳を過ぎてから、坂を転げるように体力が落ちてきた。これから先、もっと体力が落ちてくると思うが、できるだけ迷惑をかけない生き方を考えながら生活をしたいと考えている。

*¹アンガーマネジメント:怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング


私は: です。

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