篭島充(かごしま・みつる)
循環器専門医、新潟県厚生連上越総合病院長
筑波大学医学専門学群を卒業後、佐久総合病院、信州大学を経て上越総合病院に勤務して、循環器内科、救急医療の分野で上越地域を代表する医師として診療に携わっている。
平成29年から同病院の院長に就任して地域医療に貢献している。
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インタビュー時:56歳(2021年10月)
関係:インタビュー32の次女
診断時の母親の年齢:77歳
母親の診断名:洞不全症候群、うっ血性心不全
東海地方で両親と三人暮らし。夫と娘は関西に暮らしている。
仕事をしていたが、2021年夏に母親がうっ血性心不全悪化で入院したことをきっかけに退職し、両親とともに過ごす時間を作りたいと実家で暮らすようになった。
コロナ禍でずっと帰省できずにいたので、久しぶりに会う両親は以前と比べてかなり弱っていると感じた。
同居後は、母親の退院後の生活環境を整え、生活全般にわたってサポートしている。
インタビュー時:60歳(2019年11月)
関係:インタビュー16の夫
診断時の妻の年齢:59歳
妻の診断名:心筋梗塞、心不全
近畿地方に妻と2人暮らし。会社員。
2019年5月出張中に妻より入院したとメールがあり、急いで病院に駆け付けたところ、心筋梗塞と知り、心臓が悪いと思っていなかったので、本当にびっくりした。
入院中はほぼ毎日面会に行き、退院後は妻の心臓に負担がかからないように家事全般を担っている。
仕事は、妻にいつ何が起きても駆け付けられるように出張を避けて早く帰宅するよう心がけており、今は妻のサポートが最優先の生活を送っている。
インタビュー時:53歳(2022年2月)
診断時:52歳
診断名:心筋梗塞、心不全
首都圏在住の男性。1人暮らし。発症時はスーパーに勤務。
2021年9月に職場で倒れて救急車で運ばれた。重症の心筋梗塞だった。血管を広げるステントを挿入するカテーテル手術と心臓リハビリテーションを受け、2カ月入院し体力の回復後に退院。
しかしその4日後、水分・塩分の摂りすぎや動きすぎなどにより、心不全を起こし3回ほど再入院した。退院してからここ1カ月は無理せず十分に気をつけて生活している。
スーパーの仕事は退職し、現在は生活保護を受給している。
インタビュー時:46歳(2022年1月)
診断時:35歳(心不全)
診断名:糖尿病、慢性心不全、脳梗塞、慢性腎不全
首都圏に両親と3人暮らし。会社員。
30歳で糖尿病と診断されたが症状が軽く治療を受けずにいた。35歳のとき、高血糖による昏睡を起こし、インスリンを開始。その時慢性心不全と診断された。その少し前から坂を上るときにだるさ・息切れを感じていた。
37歳で脳梗塞を起こしたが後遺症はなく、40歳で慢性腎不全と診断されるまで、ずっと治療のコンプライアンスが悪い状態で、人工血液透析を始めて、やっと病気に向き合うようになれた。
インタビュー時:72歳(2022年1 月)
診断時:69歳
診断名:完全房室ブロック
甲信越地方に弟家族と4人暮らし。NPOで相談支援の仕事をしている。
夜中に胃の辺りに強い拍動を感じた。また、途中で休まないと階段を上がれない状況となり、血圧が普段より高かったので、旅行前に念のため受診したところ、完全房室ブロックと診断された。
1週間後に心臓ペースメーカ植込みをした。植込み手術中、電極がつながった瞬間に体が楽になったと感じた。
現在は手術前と同じ仕事をし、支障なく生活できている。
インタビュー時:90歳(2021年10月)
診断時:25歳
診断名:WPW症候群、心房細動
東海地方に一人暮らし。(インタビュー家族03の父)
突然動悸が始まり、WPW症候群と診断された。長年様子を見たが治まらず、63歳頃にカテーテルアブレーションを受けた。
1年ほど不整脈がなく落ち着いていたが、再び動悸がして受診すると心房細動だった。何とか我慢して動悸と付き合いながらそのまま定年まで勤め、現在に至る。
少しのことで息切れするので無理をしないよう気をつけて暮らしている。
インタビュー時:85歳(2021年10 月)
診断時:77歳
診断名:洞不全症候群、うっ血性心不全
東海地方に夫と娘と三人暮らし。元小学校教員。
夜中に何回か動悸が続き、受診したところ不整脈があることがわかり、2013年にペースメーカ植え込みをした。
その後、利尿剤などを飲みながら、近くのクリニックで経過を見ていた。徐々に坂道で息苦しさを感じるようになっていたが、地域のクラブに参加し活動的に過ごしていた。
2021年夏に扁桃炎になり、心不全が悪化し入院。退院後は次女が関西から来てサポートしてくれている。
インタビュー時:68歳(2021年10 月)
診断時:65歳
診断名:僧帽弁閉鎖不全症、うっ血性心不全
首都圏に一人暮らし。イベント関係の仕事。
3年前に夜中に息苦しくなり受診。心不全で緊急入院となった。検査で僧帽弁の逆流があり僧帽弁閉鎖不全と診断された。
退院後は内服薬や減塩食で経過を見ていたが、主治医に手術を勧められ2021年3月に自分の弁の傷んだところを繕う弁形成術を受けた。術後の経過は良好だというが自分としては体の衰えを感じている。
病気であっても日々の生活でやりたいことを何かしら見つけて楽しむようにしている。

