投稿者「dipex-j」のアーカイブ

英国人の乳がんの語り

タモキシフェンを服用した結果、体重が増加した

――化学療法と放射線治療を受けている間中(タモキシフェンを)飲んでおられたのですね。

受けました。ずっと受けていました。いまでも受けています。今では、(抗がん剤や放射線の)治療が終ってから、早いもので2年近くになりますが、今でも薬を飲み続けていて、これまでで飲まなかったのは1晩だけです。これって、すごく優秀だと思いますよ(笑)。 だから、質問への答えは、はい、治療を受けましたですね。

――長期間、いつ終るかもわからずに、薬を毎日飲み続けるというのは、どんな気分でしょう?

全然気になりません。私は(薬について)それこそたくさん読んで調べました。とてもありがたい薬だと思います。一定の有効性が認められた薬の一つだと思いますから、満足しています。確かに薬のせいで少しばかり太ってしまいましたけどね。確かに少し体重は増えますが、そんなこと大したことではありません。それで、生きていられるし、今やりたいことが何でもできるのですから。

英国人の乳がんの語り

タモキシフェンによるのぼせへの対処をどうやって学んだか述べている

退院してから、いや、病院にいた時、すぐにタモキシフェンを処方されたわ。その後、更年期障害のあらゆる症状が現われたの。ものすごい量の汗が出たわ。化学療法を受けるとその症状はますます悪くなった。化学療法を受け始めてからの約2週間、夜中におそらく4、5回は目が覚めたわ。そして、バスルームに行ってただ横になるの。すると体中の汗が吹き出し始めるの。だけど、そんなことにも慣れなければならないのよ。今では大分慣れてきたけどね。笑わないで。今では顔をゆがめるほどではなくなったのよ。「おっ。また来たか。」って感じよ。必ず繰り返される日課みたいなものね。だから、うまく付き合っていくしかないと思ったの。目が覚めて汗をかいていたら、目を閉じたままただじっとして、リラックスするように努めるの。神経質にならないようにね。ほてりがおさまって落ち着いたら、また眠りに戻れるんだから。だからそんなに悪いものでもないのよ。

英国人の乳がんの語り

タモキシフェンについて抱いている懸念について話している

私はこの薬を飲むのがいやだった。全然飲みたくなかった。なぜって、生活を変えるのはいやだったし、副作用が起こるのもいやだったから。そして毎日毎日、薬を飲まなければいけない生活がいやだった。そんなのは、私が望んでいたものじゃなかった。そしてもちろん、私は身体のほてりや、その他すべての副作用を経験しなければならなかったわ。

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(乳がんが発覚したため)HRT(ホルモン補充療法)をあきらめて、タモキシフェンを服用した

次に、タモキシフェンを服用しました。放射線治療が終わってから2~3週間後だったと思います。入院中から、タモキシフェンを処方することになるという説明は受けていました。通常の見込みでは、5年間くらい服用することになります。タモキシフェンの主な副作用は、何と言っても更年期の症状です。私はほてりがひどかったので、HRTを受けていました。乳がんと診断されて直ちにHRTを止めなければならなくなり、それからタモキシフェンを服用したのですが、ひどいほてりが再び起こるようになりました。それが一番辛いことで、私は1年中夏服を着ていました。本当に、これが最も悩まされたことです。

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なぜタモキシフェンを投与されたか説明している

放射線療法のことで、再び病院に行きました。主治医に化学療法を受ける必要がないと言われ、とても安心しました。浸潤性のガンと最初に診断された時、すぐにタモキシフェンを処方されていたからです。
「タモキシフェンと放射線の併用療法があなたに必要な治療のすべてです。」と言われました。 エストロゲン反応性腫瘍であることがわかったので、タモキシフェンは選ばれたのでしょう。エストロゲン反応性腫瘍には、タモキシフェン投与が一般的な治療だったのです。私は「これは良かった」と思いました。

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引きつれ感の意味とどのように理学療法士が支援してくれたかを説明している

とても役に立つことを知りました。これをリンパ浮腫というのは適当でないのかもしれないけど、正確な医学用語を忘れてしまったので、今はリンパ浮腫としてお話します。 女性は、たぶん男性も、むくみや腕が腫れたときに、専門家の助けが得られるリンパ浮腫クリニックがあります。このむくみは本当にぞっとしますね。
私がまだ話してなかったことがひとつあります。誰もこのことにふれないか、「一部の患者さんに起こる」というだけです。それはひきつれです。糸のような感覚で、最初はふれるだけでゾッとします。運動療法の一環で、腕を伸ばすと腕全体に引きつる感覚を生じるのです。
 一番助けになってくれたのは地元の理学療法士でした。私の腕を決まった方法で動かしたり伸ばしたりということだけでなく、仲間でした。二人で一緒になってリハビリをしたのです。

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肩の拘縮(関節や筋肉がこわばり通常の運動ができなくなること)を体験したことによって、リンパ浮腫をよりはっきりと認識するようになった

リンパ浮腫って腕が腫れることなんです。まさか手術後に何年も何年も経ってからリンパ浮腫ができるなんて知らなかった.突然、こんな急性状態になることもあると知っていたら もっと早い時期に治療なりなんなりをしたかもしれません.さっきもいったように、車の運転も 洋服の着替えも 何もできなくなって、髪の毛をとかすことさえできなくなったの。でも私は本当にラッキーだったわ 症状が出てから四十八時間後くらいに、カイロプラクティックの療法士に会って3回治療を受けた。彼女の優しいマッサージで驚くほど回復したわ

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重症のリンパ浮腫をどのように管理したかを説明している

でも、この手術を受けてから、リンパ浮腫があって、左腕がまったくうまく動かせないんです。娘に手伝ってもらわなければならなくて、私を手助けに来てくれます。病院ではしばしば腕の周りを測定してくれます。最初は太かったんですが、小さくなってきているように思います。

――そのために病院にはどれくらい行くのですか?

3ヶ月ごとです、今は腕周りを測るだけですけどね。

――スリーブは替わりましたか?

はい、新しいスリーブをもらいました。それはちょうど肩のてっぺんまでずり上がってくるので、止めるために特別な接着剤を使います。

――腕のために何か運動はしていますか?

手術の後はしていました。でも腕が腫れ始めると、そんなには出来なくなりました。そんなには・・・手首の周りと上腕の筋肉がとても痛くて。
今はほとんどのことを右手でやっています。左手ではグラスやカップを持つこともできません。とにかく、ちゃんと動かないんです。

――右手ですべてのことをやるのですか?

ええ、そうです。

――家の中をどこか改装しましたか?例えば、キッチンとか。

ええ、そう改装しなければなりませんでした。それで娘が助けによく来てくれています

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リンパ浮腫のためのマッサージの効果について話している

すばらしい特別なリンパドレナージマッサージ(註:リンパ排出マッサージ。うっ滞したリンパ液を自然の循環に戻す手技)を受けました。そのマッサージを受けるのは、心理的にとても良いんです。なぜって、誰かがちゃんと何かをしてくれていると感じるからですよ。また実際に、そのマッサージによって腫れがひいたと思います。

――それで、発病前にやっていたことを今はすべて自分でやっているわけ? 腕の具合も良くなった今、車の運転もしているの?

ええ、そうです。

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(言葉の壁のため)誤解が生じたが、よいスリーブをもらえたので満足している

私は医師に、腕がむくんでいることを伝えました。医師の返事は、もう一度看護師に診てもらうように、というものでした。私の言うことを信じたくないのです。私は言いました、「先生が信じたくないのなら、家に帰りたいと思います。だって今1時か2時ですから。朝から何も食べてないのです。診察を受けていて食事をしなかったのです。」って。
医師は次回の受診の予約をするように言いました。私は「次回まで待てません。何か頂けるまでここで待っています。だって先生が、私の腕につけるものを下さるとおっしゃったんですから。帰れません」と言いました、
1時間してから医師は検査をしにやって来て、これをくれました。そして私は家に帰りました。

――その日のうちに?

はい。

――その日のうちにこのスリーブをくれたのですか?

そうです、これをもらって帰ってきました。

――スリーブは役に立っていますか?

ええ立っていますよ。今、腕は前より良くなっています。