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インタビュー時39歳(2011年11月)
関係:長女(実母を介護)
診断時:実母54歳、長女29歳

2002年に実母が若年性アルツハイマー型認知症と診断され、アリセプト内服中。長女は結婚後すぐに夫の転勤で関西に転居。1歳の子どもがいる。母は再婚相手の義父と妹(次女)と3人暮らし。一時、母の嫉妬妄想が悪化し、妹は限界を感じて家を出てしまった。その後、長女(介護者)一家は再び関東圏内に転勤になり、月1~2回の遠距離介護ができるようになった、妹もいまはまた戻ってきて、再び母や義父と同居している。現在、母は週2日デイサービスを利用。

語りの内容

あと1回だけ、あの、家からいなくなってしまったことがあって。で、それはいつだったかな、2年ぐらい前、3年ぐらい前だったかもしれないんですけども、3年ぐらい前に、家から出ていってしまって、家にいないっていうことで。で、探したんですけど、結局、あの、えーと、見つからなくって。で、次の日の朝に警察から連絡があって、あの、何か倉庫で見つかったっていうことで。そんときは、夏だったんですけど、もう裸足で、足が真っ黒で、もう日焼けしてっていう感じで、で、見つかって。
で、それからちょっと家を、あの、出れなくするようにしなきゃねって、家からちょっと、うーん、外に出れないようにしたほうがいいのかねっていうこととかも、考えるようになって。そうですね、それからちょっと、あのー、家の玄関の鍵を中から開けれないような感じに、もう本当はそれもしちゃいけないっていうふうに言われる方もいるんですけども、したりとかっていうことをし始めましたね、3年ぐらい前から、うん。
で、あと、それ1回だけじゃなくて、やっぱり何回か、あの、家から出てしまってっていうことはあって、うん。で、携帯とかにもGPSも付けたりとかしてるんです。で、あのー、ちょっとおかしいなっていうときは、父が来たりし、あの、家に見に来たりとかして。で、車で探しに行ったりとかしたりしたこともあって、まあ、たまたま、あのー、道路をこう、母が自転車で思いっきりこいでるところを、車で見つけたりとかしてたこともあったし。あとはその、保育園の中に入ってしまって、そこで、あの、保育士さん、ちょっとトラブルがあったりとかして、保育士さんが警察に通報して、警察から連絡があって、警察に迎えに行ったっていうこともありますし。
だから、ま、正直、警察には何回か、あのー、通報、通報されて迎えに行ったってことは何回かあったので。ま、そういうこともあって、まあ、家の玄関を内側から鍵を閉める、あ、出れないようにしてしまうっていうふうなことを、あのー、していますね、今も。で、ただ、1階に部屋があるんで、1階からは窓からは出れるんですね。だから、窓から出てしまうっていうことも、あの、できるんです。で、あの、窓から出てってしまったこともありますね。で、うーん、だから、今も窓からは出れよう、出ようと思えば出れる状態なんですね。

私は: です。

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