ウィリアム
事故当時:45歳
インタビュー時:48歳

消防隊の健康・安全アドバイザー。2子(1人は死亡)あり。15歳の娘、ローレンが自動車道路を横断中に大型トラックにはねられ、ほとんど即死だった。娘を守ることができなかった自分に罪悪感と怒りを感じており、いまも深い喪失感を味わっている。

語りの内容(テキストのみ)

主に二つの感情がこみ上げてきました。罪悪感と怒りです。最初に罪悪感に駆られました。
ロレンが助けを必要としていたあの時に、2005年の6月21日の事故が起こったあの時に私がそこにいてやれなかったことに対してです。それから、あの日はロレンの弟が早く起きていて、私はその子の面倒をみていたものですから、いつもなら別れ際に軽く抱きしめてちょっとキスをし、行っていらっしゃいときちんと言って学校に送り出すのですが、あの朝は軽く行っていらっしゃい、と行っただけでした。そんな訳であの朝、心を込めた言葉で送り出せなかったこと、そしてもう二度とロレンに話しかけられなくなってしまったことへの罪の意識です。
それから、生前私がロレンを怒鳴りつけた時のこと、ロレンに落ち度があった訳ではないのに、自分の虫の居所が悪くて娘に声を上げた時があったことを大変後悔しました。
そんなこんなです。そしてもう一つは怒りの感情でした。他の人たち、いいですか、実際他の3人、バスの運転手、引率の教師、それからトラックの運転手の判断が娘を死に至らしめたんですよ。“自分を哀れんで、この先どんなことが自分を待っているのか”と自己憐憫に浸っていたわけではありません。ロレンは本当にいい娘でしたから、(事故に遭って死んでしまったのは)フェアじゃないという気持ちです。娘がこれまでしてきたことは私が誇りに思うことばかりでしたし、優しく誠実で品行方正でしたから、他人の行為で娘が娘にふさわしかった人生を歩めなかった、ということへの怒りです。それから、ロレンの弟にしてみれば、素晴らしい姉を失い、兄弟が居なくなってしまったわけですから、彼もこれからはこれまでと同じようには生きられない、ということに対してもフェアじゃないと思いました。

私は: です。

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