インタビュー時:90歳(2021年10月)
診断時:25歳
診断名:WPW症候群、心房細動
東海地方に一人暮らし。(インタビュー家族03の父)
突然動悸が始まり、WPW症候群と診断された。長年様子を見たが治まらず、63歳頃にカテーテルアブレーションを受けた。
1年ほど不整脈がなく落ち着いていたが、再び動悸がして受診すると心房細動だった。何とか我慢して動悸と付き合いながらそのまま定年まで勤め、現在に至る。
少しのことで息切れするので無理をしないよう気をつけて暮らしている。
プロフィール詳細
東海地方に一人暮らし。妻は4年前に亡くなり、近くに娘が住んでいる。営業で走り回っている20代のとき、得意先で突然動悸が始まり、横になって休んだら落ち着いた。会社に戻り、大学病院で診てもらったところ、WPW症候群であることがわかった。それからはその医師が会社の診療所に来ていたので、週1回診てもらい、禁煙し、アルコールも取らないようにしていたが、度々不整脈が起きて苦しかった。だんだんしゃがみこむと治まるというコツのようなものがわかり、動悸が出てもしゃがんで止めて、また仕事を続けていた。
医師からペースメーカ植え込みをする方法もあると聞いたが、ペースメーカは入れたくなかった。その後も薬を飲みながら動悸があっても我慢して様子を見ていた。会社の上司には病気のことを話していたので、49歳のときにきつい外回りの仕事から、ビル管理の少し楽な仕事に変わった。長年動悸を我慢していたが、63歳頃に我慢も限界となり、WPW症候群の原因となっている伝導路を焼き切るカテーテルアブレーション*¹を受けた。
1年ほどは落ち着いていたが、帰宅途中で再び動悸が起きた。病院に行くと、心房細動が起きていた。その後も動悸と付き合いながら、そのまま定年まで仕事を続けることができた。退職後は、静かに暮らしている。4年前に亡くなった妻はグループホームに入っていたので、1人暮らしになってもう10年近くになる。現在も心房細動があり、動悸は続いている。長年のことで慣れたという感じだ。それでもやはり怖さはある。
特にどんな時に動悸が起きやすいということはないが、散歩に出かけている最中や庭の草刈り・芝刈りをしているときに起きたりする。4,5年前から坂道を上ると息切れするので、天気のいい日に平地を1000歩ほど散歩する。日中はテレビを見たり、本を読んだりして静かに過ごしている。食事は、朝はパン食、昼と夜はお弁当屋さんでおかずを取って食べているが、夏場に食欲がなく体重が減った。重いものを持ったり、何かできないことがあったりしたら、週2回訪ねてくれる娘に手伝ってもらっている。
心臓が悪く肥大していると言われたのは30年も前だ。今は循環器科のクリニックで8週に1度、レントゲンや心電図、心エコー、血液検査を受け、結果を教えてもらっている。最近の検査結果もそれほど悪くない。主治医には、無理をしないようにと言われる。ずっと自分の体はこういう心臓の悪い体だと思っている。だから、絶対に重いものを持ったり、走ったり、坂を上がったり、そういう負荷のかかるようなことは駄目だという意識があり、長年気をつけてきた。
病気になったのは仕方のないことと諦めている。今後、自分の心臓がどうなるかはわからないが、医師に任せているし、考えてもきりがないので、考えないようにしている。今の家には60年以上住んでおり、隣も向かいも近所の人たちはみな顔なじみであり、これから先もずっとこの家にいたい。子どもたちもそのつもりだろうと思う。今のまま、のんびり平々凡々とやっていけたらと思っている。あとはなりゆきに任せたい。
医師からペースメーカ植え込みをする方法もあると聞いたが、ペースメーカは入れたくなかった。その後も薬を飲みながら動悸があっても我慢して様子を見ていた。会社の上司には病気のことを話していたので、49歳のときにきつい外回りの仕事から、ビル管理の少し楽な仕事に変わった。長年動悸を我慢していたが、63歳頃に我慢も限界となり、WPW症候群の原因となっている伝導路を焼き切るカテーテルアブレーション*¹を受けた。
1年ほどは落ち着いていたが、帰宅途中で再び動悸が起きた。病院に行くと、心房細動が起きていた。その後も動悸と付き合いながら、そのまま定年まで仕事を続けることができた。退職後は、静かに暮らしている。4年前に亡くなった妻はグループホームに入っていたので、1人暮らしになってもう10年近くになる。現在も心房細動があり、動悸は続いている。長年のことで慣れたという感じだ。それでもやはり怖さはある。
特にどんな時に動悸が起きやすいということはないが、散歩に出かけている最中や庭の草刈り・芝刈りをしているときに起きたりする。4,5年前から坂道を上ると息切れするので、天気のいい日に平地を1000歩ほど散歩する。日中はテレビを見たり、本を読んだりして静かに過ごしている。食事は、朝はパン食、昼と夜はお弁当屋さんでおかずを取って食べているが、夏場に食欲がなく体重が減った。重いものを持ったり、何かできないことがあったりしたら、週2回訪ねてくれる娘に手伝ってもらっている。
心臓が悪く肥大していると言われたのは30年も前だ。今は循環器科のクリニックで8週に1度、レントゲンや心電図、心エコー、血液検査を受け、結果を教えてもらっている。最近の検査結果もそれほど悪くない。主治医には、無理をしないようにと言われる。ずっと自分の体はこういう心臓の悪い体だと思っている。だから、絶対に重いものを持ったり、走ったり、坂を上がったり、そういう負荷のかかるようなことは駄目だという意識があり、長年気をつけてきた。
病気になったのは仕方のないことと諦めている。今後、自分の心臓がどうなるかはわからないが、医師に任せているし、考えてもきりがないので、考えないようにしている。今の家には60年以上住んでおり、隣も向かいも近所の人たちはみな顔なじみであり、これから先もずっとこの家にいたい。子どもたちもそのつもりだろうと思う。今のまま、のんびり平々凡々とやっていけたらと思っている。あとはなりゆきに任せたい。
*¹カテーテルアブレーション:経皮的カテーテル心筋焼灼術のこと。手首や足の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、心臓の筋肉の中にある異常な電気回路を焼灼または冷凍凝固して、不整脈を抑える治療。

