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インタビュー時:66歳(2019年11月)
診断時:66歳
診断名:先天性大動脈弁閉鎖不全症、心不全
首都圏在住の女性。看護師。
咳込んで眠れない夜が続き、階段を上っただけで息切れするようになり、循環器科を受診。
大動脈弁閉鎖不全で心不全を起こしているとわかり、生体弁への置換術を受けた。
心臓手術ということで一度は死を覚悟し、術前に家族や職場の人に今後のことを頼んだ。
術後ICUの経験はとにかく苦しいものだった。
患者の経験から医療者の対応や看護についていろいろと気づかされ、今後に活かしていきたいと思った。
語りの内容
私は2019年の7月4日、確か、その辺はよく覚えていて、木曜日で、夜、咳込んだり、眠れなかったりしていて風邪かなと思っていて。
周りの人たちが、ぜんそく、年取ってくるとぜんそくになったりするっていう話もあったので、じゃあ今度、病院に行ってみようと思っている矢先の7月7日(日曜日)に夜眠れなくて、やはりせき込んで。
でも、仕事を休みたくなかったので月曜日に仕事に行って、やっぱり階段上るとハーハーしてしまって、せき込むのとハーハーで、あれ?ちょっと、苦しいな、つらいなって思っていて。
申し訳ないけど、近隣の内科に仕事終わってから行って先生に診ていただいたら、「あ、ちょっと風邪じゃないんじゃないかな」と
「循環器かもしれないから、紹介状を書きますね」っておっしゃって、単科の循環器が近くにあるということで、そこに紹介状を書いていただいて。
私としては、本当は大きい病院に行きたいなという、内心は思っていたんですけれども、次の日というか、その月曜日の夜も苦しくて、苦しくて、ずっと起きて、覚醒してゼイゼイしているような状況だったので。
あれ、ぜんそくになっちゃったのかなって思って次の日、やはり階段上ったりするのも動悸(どうき)、息切れもあって、もう本当にハーハーしていたので。
申し訳ないけど、お昼まで仕事をして午後、あの紹介状をもらってるので受診したいっていうふうに、そこ(職場)の院長と皆さんに話して早退して、その紹介された循環器の病院に行って。
もう初めてだったんですけれども、そこの先生が診てくださって、多分心電図とか、いろいろレントゲンとか撮った後、「今すぐ入院してください」って言われたんですね。
「えっ」て、「まさか、あの」って言ったら、「いや、いや。これは突然死*しちゃうよ」って言われたんですね。
私、今までそういうことも言われたことないし。
まあ、突然死ってどの世代だって、どの人だってなり得ますけれども、心臓が原因でそういうふうになっちゃうよって突然言われたので、私としては、「えーっ」て。
「でも、ちょっと仕事もありますし」「いや、そんなこと言って、突然死しちゃうから」って言われて。
入院するにしても手続きとか、きょうだいとか仕事場にも話さなくてはいけないのでって言ったら、「まあ、職場はもう休むしかないし、きょうだいの人に荷物を持ってきてもらってください」と。
1週間ぐらいそこで、過ごしていく中で、自分が、心臓病だったんだなっていうのがまざまざと、分かってきて。
何でこういうふうになったのかなって思い起こしたところ、やっぱりその前の年から、ごみ捨て場にごみを出しに行くときに、80メートルないかな、歩いてハーハーしたことがあったんですよ。フーッて、あの、何かこう肩呼吸みたいな。
でも、それも、ちょっとの間で治っていることを繰り返していたので、ああ、大丈夫だなって思っていた、冬ぐらい。
だから、要するに今年の1月ぐらいに、ちょっと風邪っぽいなって思ったことがあって、何か苦しいなって思ったこともあったけれども、まあ自分は、あの(笑)、病気あまりしないって自分で思っていたので、あんまりそう、深く(は考えなかった)。
*心臓の機能が低下した状態で、心臓への負担がかかりすぎると心不全の状態がさらに悪化し、突然の心停止や不整脈が発生することもあります。
インタビュー12体験談一覧
- 看護師で老犬を飼っていた。何十年も目覚ましを使わず睡眠時間3~4時間で家事や犬の世話など全部やるという生活を続けてきた
- 急に入院したので辞めるにしても段取りをつけてからと看護師の仕事に復帰したが、周囲の求めと折り合いをつけるのが難しい
- 高額療養費についてナースからすぐに必要になると言われ、事務の人から詳細を説明してもらった。傷病手当も今手続きしている
- 「障害者手帳の手続きしてください」と、入院中に看護師から説明を受けて、市役所に行って手続きし、1級だった
- 咳込んで眠れず、階段を上がると息切れがひどくて受診した。去年からよくなったり悪くなったりを繰り返していた
- ICUで目覚めて「ああ生きている」と感じたが、両手は縛られ息も咳もできず、助けてという声も出せず、とにかく苦しかった
- ICUで看護師達が関係ない話ばかりしていて、私は苦しいのに何もしてもらえなかった。同じ看護師として看護教育に課題を感じた


