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インタビュー時:66歳(2019年11月)
診断時:66歳 
診断名:先天性大動脈弁閉鎖不全症、心不全
首都圏在住の女性。看護師。

咳込んで眠れない夜が続き、階段を上っただけで息切れするようになり、循環器科を受診。
大動脈弁閉鎖不全で心不全を起こしているとわかり、生体弁への置換術を受けた。
心臓手術ということで一度は死を覚悟し、術前に家族や職場の人に今後のことを頼んだ。
術後ICUの経験はとにかく苦しいものだった。
患者の経験から医療者の対応や看護についていろいろと気づかされ、今後に活かしていきたいと思った。

語りの内容

しゃべっているときがちょうど、もう何か社会の(笑)、あのあれだ、宮迫さんたちの事件があった日だったんですよ、7月18日って。
その話題でみんなそれは、私はその日、そういうことがあったっていうことは知らないわけですよね、もう昼間あったことなので。
寝てて起きてたら、もうみんなその宮迫さん、宮迫の名前が出て、いろんな話が出て吉本興業の話をずっとしゃべっていて、もう私はその日を一生忘れられないな(笑)、と思うぐらいに。
要するに1分1秒がすごく長く感じる中に、先生が、その手術が終わって来てくれるまで、私はもう、何もしてもらえないのか、吸引もしてもらえない(笑)、もう口も湿してもらえない。
これってナースとしての基本的なことを私たちは、まあ習ってきたことの中で、えっ、これはどうなのかなって、そのとき既に、思った自分がいたので、ちょっと、どうかなっていうふうに批判的な目を持ってしまったなって。
だけれども、そのときに、そこの、ICUでも(笑)、結構個人的に話をしている人たちが多くて。だから私、ナースの教育に関しては、本当に、雲泥の差があるなっていうふうに。
まあ、大学病院だからいいということもないし、大きい病院だからいいっていうことはないですけれども。
やはり教育が行き届かせるためには、師長をはじめに、そういうことを定期的にやっていかなくちゃいけないんじゃないかなっていう気がして。
そこもやってないわけじゃないんでしょうけれども、本当に申し訳ないけどばらばらだったんです、対応が。
なので、来たナースにも、私、最初、(自分が)ナースですっていうことを、言わないほうがいいのかなと思ったけど、やっぱ職業を聞かれるし、まあ言わないわけにもいかなかったので、看護師さんだからとかっていう、多分そういうあれもあるでしょうから。
逆に言えば、私もナースだから、あんまりみっともないことも言えないし、やれないので、まあ、常識的に、その夜眠れなくても、認知症の人がいても、それはお互いさまと思っていたし。ナースのばらばらのことがあっても、あれっ、さっきはこう言ったのにっていうことも飲んで、全てが、もうばらばらであっても、この人はこういう対応なんだなっていうことをずっと、あの3週間ぐらいですかね、あって。
まあリハビリも含めて、1日の中で、まあ矛盾も考えるし、夜勤のナースたちの会話も聞こえるし、患者さんへの対応とか、できている人ももちろんいらっしゃるんだけれども、できていて当たり前の職業だから、できないことのほうが目立つわけですよね。
なので私も、まあ同じ、まあ職業として、それ以前の人として、ああ、やっぱりもう勉強させてもらっているなっていうのをつくづく、もう本当に、感じさせられる期間でした……。

私は: です。

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