インタビュー時:91歳(2018年2月)
診断時:89歳
診断名:高血圧症、心不全

首都圏の高齢者マンションに一人暮らしの女性。夫と死別し子どもはいない。
以前より高血圧症とコレステロール値が高く薬を飲んでいたが、心臓が悪いという自覚はなかった。
2年前に転倒して3カ月入院していた間に循環器内科の診療を受けるようになったが、詳しい理由はわからない。
その後、動悸と息苦しさがあり、入院して薬物療法を受けた。
現在、症状は落ち着いており、できるだけ自分で自分のことをするよう心掛けて生活している。

プロフィール詳細

首都圏の高齢者マンションに一人暮らし。女学校時代に肋膜炎を患い、若い頃は無理のないよう体育の授業を休むなど、体を労わってきた。東京生まれだったが、関西に嫁いだ後、嫁としては寝込むわけにはいかず、幸い病気をすることはなかった。60代で夫が亡くなり、子どもがいなかったので、しばらくして東京に戻った。姉の勧めがあり、8年ほど前に高齢者マンションに入居した。その前より、高血圧症と高コレステロール血症があり、薬を飲んでいたが、特に体に不調を感じたことはなかった。

しかし、マンションに入居してすぐにヨガ教室で転倒し、大腿骨を骨折して初めて入院した。2016年頃には、室内で転倒して怪我をしたため3カ月入院治療を受けた。その間に循環器内科の診療を受けるようになったが、詳しい理由はわからない。思い出そうとしても、入院期間の記憶が曖昧である。ここ数年、日常で記憶力の低下を感じることが増えた。2度目は、知人から身に覚えのないストレスを感じる電話がきて、その夜に胸がブカブカして息苦しさを感じたため、病院に行き、入院となった。心臓の働きが低下して肺に水が貯まっていて、薬物療法を受けて回復した。現在、自覚症状はなく、落ち着いている。循環器内科の外来には1カ月に一回通院している。

入院中、こんなに何度も入院して人様に頼っていてはダメだと感じ、歩いてトイレに行こうとおむつを外してもらった。今は時々足がむくむ程度で、ウォーカーで歩行可能であり、身の回りのことは自分で行える。昨年一年、薬の副作用かはっきりしないが、下痢に悩まされ、マンション内で開かれる集まりへの参加は避けていた。薬を加減してもらい、現在は落ち着いたので、また集まりにも参加するようになった。

病気のことは医師から詳しく聞いた記憶がない。自覚症状がないので、心臓が悪いという気もしない。主治医が説明すると言ったら、自分がどんな状態であるか聞いてみたいと思うが、今は外来で主治医に会って、お互い顔を見るだけで安心するので、それでいいと思う。何か必要があるなら、先生のほうから言ってくれるだろうから、あるがままで医師に任せている。医師には感謝しており、要望や不満はない。ただ、長く人様の力に頼って生きるのは嫌なので、自分のことは自分でできるだけやるようにしており、延命治療は受けたくないと姪に伝えている。

私は: です。

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