インタビュー時:76歳(2020年1月)
診断時:47歳
診断名:洞不全症候群、心不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、睡眠時無呼吸症候群
首都圏に夫と2人暮らし。
外出後、気分が悪くなることがあった。その後、頻脈を自覚して受診。脈が安定するまで1週間ほど入院した。同様の状況を繰り返したため1994年ペースメーカ植え込みとなった。
2018年心不全で入院中に心室細動となり、心肺蘇生で一命をとりとめた。その後AED機能のあるCRT-Dに交換。
料理好きで患者会活動が張り合いになっている。周りの人に感謝しながら80歳までは元気で頑張りたい。
プロフィール詳細
首都圏在住。一人娘は嫁いで家を出たので、夫と2人で暮らしている。47歳のとき、外出先からの帰宅後、気分が悪くなりなかなか治らないことがあった。1か月後頻脈を自覚し受診した。脈拍を調整する薬で脈が遅くなりすぎて意識がもうろうとし、そのまま入院となった。洞不全症候群のため、脈拍が遅くなりすぎてしまうため頻脈を抑える薬を使いにくかった。症状が出るたびに1週間入院ということを2年半続けた。頻脈の出る間隔がだんだん短くなるとともに胸痛を感じるようになり、とうとうペースメーカ植え込みを覚悟した。
ペースメーカを入れたら、非常に元気になり、退院後千鳥ヶ淵まで夫と見に行った桜がとても記憶に残っている。ペースメーカの電池切れや機器のリコールなどにより6年間に3回の入れ替えを行った。その後、10年ほど問題なく経過したが、心房粗動のため、カテーテルアブレーションを受けた。2年ほど前、咳が半年近く続き、体がむくみ疲れやすくなり、少しのことでも息切れがするようになり、受診すると、心不全で心臓や肺が真っ白で心臓も肥大していたため、入院して治療を受けることになった。ちょうど入院した翌日の夜中に心室細動が起こり、看護師が病室に駆け付けて心肺蘇生をしてくれて一命をとりとめた。その後AED機能のあるCRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)*¹に入れ替えた。入院中で運がよかったと思った。結果的にはペースメーカ装着26年間に7回の手術を受けている。
現在は降圧薬、利尿薬、強心薬、糖尿病の薬、甲状腺ホルモン薬などを服用している。夜間、睡眠時無呼吸症候群のための呼吸を補助するマスクをつけている。これは心不全への対処としても大切だが、忘れてしまうことも多い。料理が好きで、食事は野菜を中心に、塩分の少ない食事を自分で作っている。糖尿病のためにもカロリーや糖質制限を心がけている。家事は無理をせず、床の雑巾がけの代わりに、電動のモップを使って掃除をしている。また、無理せず疲れたら体を休めてよく寝るようにしている。夫と離れて寝るのは、何かあったとき不安だが、自分は信心深いので仏間だと先祖に見守られているようで精神的に落ち着き、安心してよく眠れる。
心不全となったときはとても驚いてショックだった。心不全の知識がなかったこと、少し前に患者会で心不全の冊子をもらっていたのに、忙しくて目を通さずにいたことを後悔した。心臓は、知らず知らずに悪くなっていたり、気をつけていても悪くなったりすることがあるから難しいが、何かおかしいと思ったら早く受診したほうがいい。ただ、常に考えすぎて神経質になりすぎるのものよくない。医師の話を真剣に聞くときは聞いて、時には病気のことを忘れて、ストレスを抱えずうまく付き合っていくことが大切だと思う。
機械人間といえばそうだが、ペースメーカのおかげで生かされており、今は何にも代えがたい大事なものである。最初はペースメーカに抵抗があり、入れなくても先生に任せていれば治ると思っていた。しかし、自分の脈が1分間に3回だけと知った時に覚悟した。ペースメーカを入れてからの方が元気になったし、支えられて生きているとわかり、幸せに感じる。家族やご先祖様、医療スタッフ、患者会のメンバーに感謝している。専業主婦をしていたが、支部の設立と同時に、ボランティアで患者会を手伝い始めた。患者会の活動にはとても張り合いを感じている。
ペースメーカを入れたら、非常に元気になり、退院後千鳥ヶ淵まで夫と見に行った桜がとても記憶に残っている。ペースメーカの電池切れや機器のリコールなどにより6年間に3回の入れ替えを行った。その後、10年ほど問題なく経過したが、心房粗動のため、カテーテルアブレーションを受けた。2年ほど前、咳が半年近く続き、体がむくみ疲れやすくなり、少しのことでも息切れがするようになり、受診すると、心不全で心臓や肺が真っ白で心臓も肥大していたため、入院して治療を受けることになった。ちょうど入院した翌日の夜中に心室細動が起こり、看護師が病室に駆け付けて心肺蘇生をしてくれて一命をとりとめた。その後AED機能のあるCRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)*¹に入れ替えた。入院中で運がよかったと思った。結果的にはペースメーカ装着26年間に7回の手術を受けている。
現在は降圧薬、利尿薬、強心薬、糖尿病の薬、甲状腺ホルモン薬などを服用している。夜間、睡眠時無呼吸症候群のための呼吸を補助するマスクをつけている。これは心不全への対処としても大切だが、忘れてしまうことも多い。料理が好きで、食事は野菜を中心に、塩分の少ない食事を自分で作っている。糖尿病のためにもカロリーや糖質制限を心がけている。家事は無理をせず、床の雑巾がけの代わりに、電動のモップを使って掃除をしている。また、無理せず疲れたら体を休めてよく寝るようにしている。夫と離れて寝るのは、何かあったとき不安だが、自分は信心深いので仏間だと先祖に見守られているようで精神的に落ち着き、安心してよく眠れる。
心不全となったときはとても驚いてショックだった。心不全の知識がなかったこと、少し前に患者会で心不全の冊子をもらっていたのに、忙しくて目を通さずにいたことを後悔した。心臓は、知らず知らずに悪くなっていたり、気をつけていても悪くなったりすることがあるから難しいが、何かおかしいと思ったら早く受診したほうがいい。ただ、常に考えすぎて神経質になりすぎるのものよくない。医師の話を真剣に聞くときは聞いて、時には病気のことを忘れて、ストレスを抱えずうまく付き合っていくことが大切だと思う。
機械人間といえばそうだが、ペースメーカのおかげで生かされており、今は何にも代えがたい大事なものである。最初はペースメーカに抵抗があり、入れなくても先生に任せていれば治ると思っていた。しかし、自分の脈が1分間に3回だけと知った時に覚悟した。ペースメーカを入れてからの方が元気になったし、支えられて生きているとわかり、幸せに感じる。家族やご先祖様、医療スタッフ、患者会のメンバーに感謝している。専業主婦をしていたが、支部の設立と同時に、ボランティアで患者会を手伝い始めた。患者会の活動にはとても張り合いを感じている。
*¹CRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器):心不全の治療に用いられる、心室を同時に刺激して心臓のポンプ機能を改善させる機能を持つ医療機器

