診断時:63歳
インタビュー時:69歳

1994年に診断を受け、1994年と1996年にTURP、1997年に外照射とホルモン療法

語りの内容

自己導尿法を行わなければならないときがありました。笑い事ではありません。実際非常に難しいのです。排尿が非常に難しく、自己導尿法を行いましたが、それでも難しくて、続けるための何かが必要でした。最終的には、私の足元にあるバッグ付きのカテーテルをつけなければなりませんでした。今日このカテーテルを頂いたのですが、基本的にはこれを一生つけることになるでしょう。バッグは通常一週間か、時には5、6日間つけっぱなしにします。バッグが破裂しないようによく注意してください。私は毎晩バッグを徹底的に洗っていますが、清潔にしなければなりません。疲れて帰宅すると時間がなくて、「洗わないぞ」と口に出したとしても、洗わなければなりません。どれほど疲れているかなんて関係なくて、これは自分自身に課したルールなのです。

――洗い方を教えて頂けますか?

ええ。非常に簡単ですよ。バッグを外し、外すのは簡単ですが、カテーテルはもちろん入れたままにしておきます。トイレに尿を出して空にした後、バッグの端につけた漏斗を持って、底の栓が閉まっているか確認します(笑)。というのは、私は2度したことがあるのですが、(栓が閉まっていないと)バッグを水でいっぱいにしてみると、全部床にこぼれてしまいます。私の経験では、バッグを洗っていて、バッグの防水に少しでも何らかの疑いがあれば、それを捨てて新しいものをつけています。その他に、あなたもすぐに経験するでしょうが、夜トイレに行った後に栓を留め忘れたり、寝ている間にぶつけたり、カテーテルとバッグが外れたりする場合があります。そうするとマットレスに広がって、当然ながらきれいにする方法はないのでマットレスを捨てることになります。偶然起こることですし、よくある話です。その他にも、外出時にまた栓を閉め忘れて、歩いているときに「足が濡れている。何でだろう?」と思うと、またバッグの栓を閉め忘れていていることがあるので、慣れてしまいます。一番近くのトイレに行って靴と靴下を脱ぎ、靴下を洗い、輪にして履きなおすのです。

――どれくらいの頻度で新しいバッグに変えますか?

たいてい1つのバッグを7日間使いますが、先ほど話したようにバッグに何らかの疑いがある場合は、捨てて新しいものをつけます。

――ご自身でできるのですね。

ええ。接続は非常に簡単です。バッグを膝のすぐ下で長いひもか長いチューブで固定するのですが、この方法が一番良い方法だと思っています。私が知る限りでは、他に方法はありません。

――どれくらいの頻度で新しいカテーテルを挿入するのですか?

2、3ヶ月ごとに新しいカテーテルにするのが良いのではないでしょうか。私は新しくするのが嫌なので、できる限り長く使うようにしています。新しいカテーテルを挿入するときは、5分間は痛みますが、ほんの5分ですから慣れるでしょうし、慣れなければいけません。
私は一晩中通しては眠りません。3、4回は起きることが多く、良く眠れる夜の場合でも2回は起きます。けれど一晩中通して眠るのは不安ですね。バッグがまた破裂するのは間違いないので。大きめのバッグにすることもできます。大きめのバッグにして、それをベッドの外に出している人もいます。私は試したのですができなかったので、足に固定したままにしています。
バッグにはがっかりさせられますから、カテーテルをつけていると、きっとベッドを濡らすことになるでしょう。ですので、ベッドの上に防水シートを敷いて、その上に毛布、防水シート、普通のシート、Bootsで購入できる2フィート6インチ×3フィート6インチ(約76.2cm×106.68cm)くらいの短いパッドをベッドに敷くことをお勧めします。これは、何かあった場合に多量の液体を吸収してくれるのでとても役立ちますよ。

私は: です。

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