インタビュー内容テキスト

(先生が)「もっと早う来たら良かったな」と、ぽつっと言われたんですよ。で、「あ、もうこれは」、早う来たら良かったと言われたもんで、「あ、もうこれ手遅れやな」と思って。で、もう、「先生、あれですか」って、あの……、早く、まあ、手術せいと言われましたんで、まあ、こんな病気が、私もびっくりしまして、「先生、こんな手術はやっぱり大きな病院でしたほうがよろしよね」と言ったら、「いや、いや。あの、あの大きい病院は時間かかるから、もうあんたは、とにかくはよせなあかんから、あのー、早く手術できるとこ行け」と言われましたね。
そんで、あのまあ、そういうことも言われるし、で、それから、あのー、もう自分では、もう転移もしてると思いましたんで、で、「先生、あれですか。転移してますか?」って言うたら、先生は「慌てんな、慌てんな。そんな慌てんな」と。「私はあんたの検査をしただけやから、転移してるとかそんなことはここで分からんし、あの、手術してもらう病院行って、検査してもらう…も、してくれるから、ま、慌てんな」ということで、まあ、その日は帰らしてもろうたんですけどね。一番こたえたんが「手遅れ」、あ、ちゃう、手遅れ、「もっと早う来たらよかったね」ってポッと言われたもんで、「もう手遅れやな」とも自分で思い込んでしまうし、で、後でまあ考えたら、ひょっとしたら先生「もっと早う来たら良かったな」というのは、あの、手遅れという意味じゃなくて、「もうちょっと早く来たら、あの、開腹手術せんと内視鏡で取れたのに、お前はちょっと来るの遅れたから腹切らなあかん」て言われたんかなと思いながら、まあ、その、自分を慰めるような感じだったんですけどね。
まあ、とにかく、最初思ったのは、もうこれはえらいことしたと。もう、その、自分が、あの、どうとかこうとかいうのじゃなくて、やっぱりその、周りに、あの、家族にもえらいことしたなと思って、自分でちょっと気付けてたら、もっと、あの、助かったのにという自分の、何ていうんですかね。あの、不注意で、思い込みで、もう命落としたと思って、もう、そんなふうに思いまして。

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