診断時:49歳
インタビュー時:67歳

1983年に乳がんの診断。乳房切除術。

語りの内容

担当の先生はこれからどんな治療をするのかについて本当によく説明してくれました。私が受けることになる乳房切除術がどんなものかについてです。私は、来週休暇を取っているので手術はその後にしてもらえないだろうか、と尋ねました。先生は、「とんでもない、明日入院していただきます」と言いました。そして実際その翌日に入院し、さらに次の日手術を受けたのです。
 しこりを見つけてから切除するまで、2週間と経っていませんでした。よかったと思います。でもその時はガンがリンパ腺に転移してしまっていないか心配でした。なぜか、もしリンパ腺がやられたら、私はもう終わりだとずっと思っていたのです。そして4日後、検査で転移はないとわかりました。
 本当は、ずっとそれまで死刑宣告を受けたような気持ちでした。でも、リンパ腺に転移していないと知って、ずっと気が楽になりました。
 結果的には、そんなに心配しなくてもよかったのです。手術は49歳の時で今から18年前のことですが、あれ以来治療を受けていません。
 私は術後10日間入院しました。最近ではもっと早く退院するのでしょうけれど。
 退院後、当時私は教員で夏休みが間近だったこともあって、3ヶ月近くも仕事の心配なしで休めました。
 そして九月に仕事に戻ったのです。後遺症もなく、とても調子はよかったです。

私は: です。

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