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インタビュー時:64歳(2021年10 月)
診断時:54歳
診断名:拡張型心筋症、心房細動、心不全
甲信越地方在住。元小学校教員。妻と父親と3人暮らし。
教員として忙しい日々を送っているとき拡張型心筋症で心不全の状態になり、入院。4年後にも心臓の機能が低下し再び入院した。
1年の休職後59歳で退職。2度目の入院時に心臓リハビリテーションを勧められ、以後6年以上続けており仲間の存在に励まされている。
退職後の人生を第二の人生と捉え、いろいろなことに挑戦し楽しんでいる。
語りの内容
仕事のほうは、1年後に、リハビリをしたけど、やはりもう、自分の体はもう仕事には復帰できないなってやっぱ感じまして。やはり仕事に復帰すると、やっぱ中途半端になるのが嫌なんですよね。
ここまでで終わるっていう仕事じゃないので、いくらでも仕事はできちゃう、増えちゃうんで。そうなると、やはりもう、いろんな意味で、体にもストレスもたまるだろうしってことで、辞めました。
1年間はなんとか、考えたんですけど、やっぱ上司ももうちょっとだからということもあったけども、やはりもう無理ですってなことでね、辞めました。
まあ…ちょっとね、その間、あの、いろいろなこう…手当みたいなのもいただくことができましたので、なんとかね、生活もできましたね、えー。ありがたかったですけどね。
ーーええと、普通だったら、ええと、65ですか、定年っていうのは。60ですか。
うん?
ーーあの、通常定年まで勤めたら。
ああ、60ですね。
ーー60。じゃあ、もう本当にあと1年。
2年ぐらいですね。
ーーぐらいってことですもんね。
はい。
ーーそうでしたか。
うん。まあ、上司もね、上も、もうちょっと頑張ったらみたいなこともありましたけどね。
やはり、やっぱ中途半端にはできないです(笑)。それは無理ですね。中途半端にはできない。机に座ってるだけじゃできませんから(笑)。
ーーなんかお話伺ってると、やっぱり同僚の方に迷惑を掛けたりね、生徒たちに迷惑を掛けたりできないっていう、すごい責任感がビシビシ伝わってきます。
だから、きっといい先生でいらしたんだろうなというふうに伺わせていただきました。
いや、なんだ、ただ、そういう、やっぱ共同体なんですよね。学校っていう職場は特殊な社会なんだけど、共同体なんですよね。
1人、やはりみんながこういると、それだけ、お互いにカバーでき合うっていう、そういう職場なんですよね。だから、1人足りなくなると、やはりどうしてもほかの人に…関係ないよっていうわけにいかないんですよね。
みんなそこをカバーし合わなきゃならない。だから、そういうのが重なると、やはりいろんな意味で職場っていうのは大変だなっていうことになるので。うーん(笑)、そうなると、やっぱ、逆にこっちがストレスになっちゃうしね(笑)。
ーーああ、助けられる側のほうもってことですよね。
うん、まあね。だから、でも、辞めて、自分では、よかったかなって思います。
この仕事はなかなか、自分でありながら自分でないところがあるんですね。自分でありながら自分でないって、自分がしたいと思ってもできないこといっぱいあるんですよね。
やはり、それはまあ、職業柄ってことなんですよね。だから、今まで、ま、そういう中で自分を出さなかったり、自分が、うーん、思っていてもそういうふうにできなかった部分っていうのは幾つもあって。
それからは一つ、そういうストレスからは解放できたってことは、自分にとっては楽になったなと思ってますよね。だから、それが次のね、こう、頑張れるエネルギーになってるような気がするんですけどね。


