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インタビュー時:64歳(2018年3月)
診断時:59歳
診断名:高脂血症、心筋梗塞、心不全
首都圏在住の男性。大学教員。家族は妻と娘2人だが、妻は単身赴任中である。
2015年4月に出張途中で心筋梗塞を発症し緊急入院。2カ所の冠動脈に経皮的冠動脈形成術(ステント挿入)を受けた。
心機能は普通の人の2/3ほどと言われているので、心臓に負担がかからないよう脈の変化を物差しにして行動している。塩分やアルコールも控えている。
現在はコレステロールを下げる薬、抗血小板薬、利尿薬などを服用しながら、経過をみている。
語りの内容
ストレスのことは考えています。
だから、私は無理せず、あの精神科に行って軽い抗うつ剤をもらうようにしています。
無理しません、ちょっと何かストレスたまりそうだなと思ったときとかに抗うつ剤とか精神安定剤です。
だから精神科には行っています。
今、初めて言いますけど、心臓の病気になってからは精神科に行っています。
これは絶対メンタルのバランスが崩れるはずだと思ったので、心臓も自律神経機能なので、そうなったときに無理しないで。
ストレス。うーん。どっちがいいのか本当に分からないですよね。
でも、本当に仕事を辞めるときはくるだろうから……。だからストレスはやっぱり自律神経の病気だし、心臓も自律神経の病気だし、だから自律神経が狂う可能性は、心臓が狂ったから自律神経が狂う可能性もあると思って、だから遠慮をせずに精神科に行きました。
話聴いてくれるんで、それだけでいいんです。
で、一応、抗うつ剤をお守りのように持っていて、はっきり言って効くか効かないか分からないぐらいの量のものをもらって、これまた安心剤として持っていくっていうふうには私、しています。
あの、ちょっとも悪いことじゃないなと思っています、精神科へ行くことは。
ーー今は全然、お薬は飲んでいらっしゃらない?
あ、基本的には飲まないです。
ちょっと調子悪くなったろうな、あの仕事が若干込む時期があるんですよね。
自分の意思の準備段階だけでは済まないような仕事段階に入る、そういう時期ってやっぱりあるんですね。
今ちょっと楽になっているんですけど、大学の先生って2月って死ぬほど忙しいんですね。進級があり、卒業があり国家試験があり、うちの場合でしたら。
その時期っていうのはやっぱり相当ストレスが掛かりますので、予防しますね、そういったときは。うつっとするといけないからっていうんで、SSRI*を飲みます。
そうすると、プラセボかどうか分かんないけど防げます。それも私はやっていいことだと今は。
何かね、精神科のお薬を飲むのは抵抗がある人いるかもしれないけど、私は自分の緩和医療のために精神科を使って(笑)います。
お医者さんもそんなようなつもりで診てくれるんで、私のことを精神科の病気、病人だとは思ってないんですけど、「あ、また来たか」って言って、「何、今日は何がしんどいの」とかって言われ、そんなふうにして使っています、精神科を。
*SSRI:抗うつ剤の一種
インタビュー03体験談一覧
- ストレスと心臓は互いに悪さをする。自分は自律神経に敏感なので、心臓が悪くなるとメンタルも悪くなると思った
- 心臓もメンタルも自律神経によって影響されるものだと思う。無理せず精神科に行きバランスを整えるようにしている
- 心筋梗塞の治療後、職場復帰したが「しんどい」と言えるので、明日やれることは今日やらないようにしている
- 運動の程度で脈拍を測り、これくらいのしんどさでこれくらいという物差しを幾つか持って、活動の目安にしている
- 高額療養費制度の手続きをする間がなく、いったん全額払った。ステント治療がびっくりする値段で、命の値段だと思った
- 2か所の冠動脈にステントを入れる治療を受けたが、公的保険と民間の生命保険をあわせると、収支は黒字になった


