診断時:56歳
インタビュー時:56歳

2000年に診断を受け、ホルモン療法と外照射を受ける予定

語りの内容

――診断を受けたとき、貴方やご家族はどんな衝撃をお感じになりました?お話になりたい範囲で結構ですから教えて下さい。きっと他の患者さんもそれを知りたいと思うのです。

考えを整理するために、思い返そうとしているのですが、もちろん初めは動転しました。もし、非常に健康であればショックだったと思いますが、私の場合はそれほど大きな驚きではありませんでした。それ以前からどこかおかしいと感じていたからです。おかしなことですが、何か悪いものがあると仮定すれば、それが何であるかが分かるというのは一種の安堵感に通じるものがあるからです。必ずしも全貌が分からなくても、何か不確かな状況で、さらに悪いことがあるのではないかと心配し続けるよりは、現状を確認できるというのは何となくほっとするものなのです。

私は: です。

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