診断時:59歳
インタビュー時:63歳

1997年に診断を受け、1998年に組織内照射療法を受けた

語りの内容

PSA検査(前立腺特異抗原検査)は本当に受けるべきだと思うよ、本当にそう信じているよ。皆飛び跳ねてこう言うんだ。「前立腺がんに有効な治療なんてないのに、なんでいずれ死ぬ人間のことを悩ませるんだ」。まあ、効果的な治療法がないのは、基本的にそこにかけるお金がない、埒外だってことだよ。治療法はあるんだよ。世界最高の治療じゃないが、ちゃんとあってアメリカではできる。「それにかけるお金がない」って問題に戻ろう。けしからんことに、1999年には乳房検査には実質財源が380万ポンド投じられたのに、政府が前立腺検査に投じたのは4万7,000 ポンドなんだよ。
治療を受けるか受けないかは、患者個人の選択次第だと思うよ。雲の上の神様がそこに立って、「あなたのためになるとは思わないから、検査を受けるのはよしなさい」なんて言ってくれるわけじゃないと私は思うよ。私なら、ここに座って「わかった、私は検査を受けたくないからリスクをとるよ」と言えるね。でも(病気に関する)知識もほしいし、検査も受けられるようになりたいな。
55歳を過ぎた人はみんな年に1度の健康診断でPSA検査の要望をだして(前立腺の)状態を知り、それからアドバイスを受けるべきだと思うよ。うまくいけばその2年以内にどんな場合でも、より多くの情報がわかるだろうから。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧