診断時:59歳
インタビュー時:63歳

1997年に診断を受け、1998年に組織内照射療法を受けた

語りの内容

そうさ、シード療法または小線源治療(ブラキセラピー)をするには、何をおいてもアメリカから実物のシードが届かなきゃ話にならない。その会社がシードを作っていたからね。何年も前は大手の国民保健関連会社の一つだけが全米でそれを作っていたんだ。シード線源にはパラジウムとヨウ素と2種類があって、ヨウ素は強度が半分だから長持ちするけど(パラジウムより効き目が)弱いんだ。だから(パラジウムと)同じ放射線効果を得るには2倍の期間続けることになる。シードはアメリカから取り寄せなければならないし、シードの埋め込みに適していると診断されてそれを告知されると、治療の一つとして超音波を使って実際に前立腺の大きさを測って、そのサイズに応じて何本シードを入れる必要があるかを決めるんだ。シードは前立腺全体に均等に配置されなきゃならないからね。前立腺はクルミのような形をしている。実際アメリカには、自分たちが前立腺がんであることを示すために、リボンのついたクルミ型のバッジをつけている人もいるよ。私の場合それ(前立腺の大きさ)を計算したら62本のシードが必要で、シードを作るアメリカに(そのデータを?)送って、それからできあがった(線源が入った)シードが送られてきて、事実上の予約がとれる。そのシードが届いたのは1~2日前だよ。

私は: です。

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