診断時:66歳
インタビュー時:70歳

1996年にTURPを受け、同年前立腺がんの診断を受けて、外照射を選択

語りの内容

放射線療法は20セッションありました。直腸に問題が起きていることに気づいたのは、10セッションを過ぎた頃でした。彼ら(医者・医療スタッフ)に話しましたところ「こういうことが起こり得るといった話はしたと思います」と言われました。徐々に直腸の具合は悪化し、放射線治療が終わった後でさえも、さらに悪化し、今もそのままで、もう治癒はしないと言われています。これは、たぶん直腸炎という、放射線治療による直腸へのダメージだと思います。健康な細胞に対する放射線の影響です。その組織は正常には治癒せず、その結果、患者はできるかぎり規則的な排便習慣をつけねばならないのです。そうしないと、さらに悪化させてしまいます。また、排便回数も多くなります。1日に1回や2回ではなく、極端な場合には1日に3回もトイレに行かねばならない可能性もあります。さらに起床後すぐに行かねばならないこともあります。

――痛むのですか?

今は大丈夫です。最初は痛みましたし、今も排便直後は痛むこともあります。でもかつてのような痛みや辛さとは全く違うので、今はほとんど治療していません。治療についてですが、直腸の治療をいろいろ試したところ、一番良かったのはプラクトフォール(Proctofoam)でした。

――それはクリームのようなものですか?

というより泡です。注射器のようなもので、直腸に注入するんです。

私は: です。

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