理工系インタビュー11

インタビュー時年齢:26歳(2020年12月)
障害の内容:肢体不自由(下肢障害)
学校と専攻:大学・工学部(2014年度入学)、大学院・機械工学(2018年度入学)

関西圏在住の男性。脊椎・胸郭異形成症による体幹機能障害で、短い距離は歩くことはできるが、外出には電動車椅子を使用。軽度の難聴もあり、骨伝導の補聴器を使っている。小・中学校では普通学級で学び、高校に進学してまもなく大きな手術を経験して1年間休学した。国立大学に進んで機械工学を学び、大学院に進学して修士号を取得。総合職の技術職として採用してくれるところを求めて就活をして、大手電機メーカーに就職して研究開発の仕事に従事している。

インタビュー37

インタビュー時年齢:29歳(2021年8月)
障害の内容:内部障害(卒業後に線維筋痛症と診断された)
学校と専攻:大学・文学部(2012年度入学)

関東地方出身の女性。入学当初は元気だったが、1年生の秋から体に痛みが出始め、様々な医療機関にかかるも2年生で徐々に症状が悪化して、3年生で休学した。休学3年目に大学と相談してオンライン授業で復学し、一時は通学もしたがやはり体力的に難しく、再度の休学を挟んで2020年3月に卒業した。卒業後に、病名が分からない人を診ている医療機関で線維筋痛症と診断された。

インタビュー35

インタビュー時年齢:21歳(2021年1月)
障害の内容:吃音
学校と専攻:大学・看護学部(2018年度入学)

関東地方在住の男性。小学校低学年の時に気づいたら「きこえとことばの教室」へ通っており、自分に吃音の症状があることを自覚していった。言葉が出にくいことで、同級生や、時には先生に笑われるという経験を繰り返したが、吃音は治らないと思って考え方を変えた。また、カナダの高校に1年間留学したことが大きな自信になった。ハンディキャップがある人に関心があり、高校時代に高齢者施設でボランティアをしたことがきっかけで、医療や福祉に関心を持ち、看護学部に進学して学んでいる。

インタビュー34

インタビュー時年齢:29歳(2020年11月)
障害の内容:聴覚障害(難聴)・内部障害(慢性腎不全)
学校と専攻:大学・看護学(2012年度入学)

関東地方出身の女性。中3の時に鼻咽頭がんになり、化学療法の副作用で難聴と慢性腎不全になった。通信制の高校で学びながら腹膜透析の治療を5年ほど続けて、腎移植を受けた。入院中、気にかけてくれた看護師のことが印象的で、自分の経験を役に立てたいとも思って、高校卒業後に3年間の療養期間を経て、看護系の大学に進学し、その後看護師として就職して現在4年目になる。

インタビュー32

インタビュー時年齢:28歳(2019年9月)
障害の内容:精神障害(反復性うつ病)、発達障害(自閉症スペクトラム障害)
学校と専攻:大学・法学部(2010年度入学)

関東地方在住の女性。高校の時から、秋冬になると気分が落ち込む症状があった。大学入学後は秋になると大学に行けなくなり、2年生でカウンセリングを受け始めた。3年秋冬の就職活動がうまくいかず、その後大学院在学中に、春夏と秋冬で気分に波が出る「反復性うつ病」と、発達障害の「自閉症スペクトラム障害」と診断された。現在は社会人1年目で、一般企業の障害者雇用枠で働いている。

インタビュー29

インタビュー時年齢:24歳(2019年8月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・人文科学(2014年度入学)

関東地方在住の男性。脳性麻痺で上下肢に障害があり、介助用車椅子を使用している。小中高は普通学校に通った。大学では英語を深く学びたいと思い、人文科学系の学部に入学した。翻訳ゼミに所属して翻訳をしたり、論文を書いたり、ゼミ仲間と外に出かけるなど、在学中は勉強だけでなく、とても多くの経験を積むことができた。現在は、自立生活センターで当事者スタッフをしている。

インタビュー25

インタビュー時年齢:25歳(2019年7月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・教育(2014年度入学)

関西地方出身の男性。脳性麻痺による肢体不自由で、手動車椅子を使用している。小中高までは普通学校で過ごし、大学は特別支援教育を学べる大学に進学した。山の上にあった大学はバリアも多かったが、約2か月の教育実習も行い、充実した学生生活を送った。自分が当事者として感じてきたことをもっと深めたいと思い、現在は関東地方の大学院で肢体不自由者について学んでいる。

インタビュー23

インタビュー時年齢:22歳(2019年7月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・人間福祉学科(2015年度入学)

九州地方在住の男性。脳性麻痺による肢体不自由で、外では電動車椅子、自宅では手動車椅子で生活している。大学で社会福祉系の学部へ進学したが、大学側からの配慮が十分でなく、授業や実習、学生生活においてとても苦労した。だが、周囲の友人の大きな支えがあって卒業できたのは、とてもありがたかった。現在は社会福祉士の国家試験を目指して、勉強中。

インタビュー21

インタビュー時年齢:28歳(2019年6月)
障害の内容:聴覚障害(難聴)
学校と専攻:大学・工学部(2009年度入学)

首都圏在住の男性。先天性の難聴。小学校は普通学校、中高とろう学校へ通った。大学は、ドラえもんを作りたいと工学部へ進学した。学部では情報保障がなかったが、聞こえない仲間との交流が楽しかった。大学院は聴覚障害学生が多い所へ進学し、研究を通じてディスカッションなども学ぶことができた。現在、メーカーで働き始めて5年目になる。

インタビュー20

インタビュー時年齢:27歳(2019年6月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)
学校と専攻:大学・社会福祉(2010年度入学)

首都圏在住の男性。小中は普通学校で過ごしたが勉強についていきにくく、いじめもあったので、高校は特別支援学校に進学した。大学では社会福祉を学び、社会福祉士の国家試験に3度目の挑戦で合格した。卒業後は自立生活センターで仕事をしており、1年半前から一人暮らしを始めた。日常生活では、大学時代に出会った聖書の言葉に強く影響を受けている。

インタビュー19

インタビュー時年齢:29歳(2019年5月)
障害の内容:聴覚障害(難聴)
学校と専攻:大学・人間科学部(2008年度入学)

首都圏在住の女性。小学校2年生で難聴と診断された。高校までは九州地方で、両親と妹二人の5人家族で育った。大学入学を機に上京し、初めて聞こえない人と交流して手話を覚えた。大学ではライフセービングに熱中した。大学卒業後、専門学校で言語聴覚士の資格を取り、現在は大学で障害学生支援の仕事をしている。夫と息子と3人暮らし。

インタビュー18

インタビュー時年齢:21歳(2019年5月)
障害の内容:発達障害(ASD:自閉症スペクトラム、DCD:発達性協調運動障害)
学校と専攻:大学・マスコミュニケーション学部(2016年度入学)

首都圏在住の男性。両親と姉、兄の5人家族で育った。小さい頃から発達障害の傾向はあったが、大学4年の春休みに診断された。人との関係が難しいこともあるが、即興芝居を行うワークショップに出会い、それがとても面白くて熱中し、表現する意義を感じた。発達障害のことも、ブログなどで発信している。大学入学を機に四国地方から上京し、現在は一人暮らし。

インタビュー16

障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)
学校:大学

首都圏在住の女性。脳性麻痺による肢体不自由(四肢体幹機能障害)で、電動車椅子を使用。障害のない子と同じように育てたいという親の方針があり、小中高と普通学校に通い、大学はパソコンを学べる学部に進学した。大学時代は、友人との他愛ない日常生活が、本当に楽しかった思い出がある。卒業を機に実家から出る準備を始め、現在は24時間ヘルパーを付けて一人暮らしをしている。

インタビュー13

インタビュー時年齢:28歳(2019年3月)
障害の内容:内部障害(小腸機能障害による短腸症候群)
学校と専攻:大学・社会福祉(2008年度入学)

中部地方在住の男性。生後3日で中腸軸捻転のため小腸を17センチ残して切除し、それ以降ずっと、夜間に栄養点滴を行う生活をしている。社会福祉を専攻した大学ではサークル活動にのめり込み、とても楽しんだ。就職は、体力や福利厚生の面から公務員を選択し、現在は小学校の事務員として働いている。美味しいものを食べることが趣味。

インタビュー12

インタビュー時年齢:23歳(2019年3月)
障害の内容:肢体不自由(第8腰椎骨折による両下肢機能障害)
学校と専攻:大学・看護学科(2013年度入学)

関東地方在住の男性。九州から関東に上京し大学生活を送っていたが、3年生の夏に北海道でバイク事故に遭い、脊髄を損傷して手動車椅子を使う生活になった。復学後の看護実習は、専属の教員についてもらって行った。就職活動では内定をもらえずに辛い時期もあったが、病院に看護職として採用され4月から働き始める。

インタビュー11

インタビュー時年齢:21歳(2019年3月)
障害の内容:発達障害(LD:学習障害、ディスレクシア(書字障害)、ADHD:注意欠陥多動性障害)
学校と専攻:大学・医療工学(2016年度入学)

関西地方在住の男性。保育園の時にLD、小学校でディスレクシア、中学校でADHDと診断された。もともと「ものづくり」が好きだったが、大学入試に向けた資格取得をきっかけに、福祉に関心を持つようになった。現在は、大学に在籍しながら、当事者の視点であらゆる社会課題解決を目指し、様々なプロジェクトを行う個人事業主をしている。母親と弟の2人の4人暮らし。

インタビュー10

インタビュー時年齢:24歳(2019年3月)
障害の内容:肢体不自由(脳性麻痺)、電動の車椅子使用
学校と専攻:大学・表現学部(2013年度入学)

関東地方在住の女性。脚本家になる夢を持ち、視野を広げたいと思って大学進学を決めた。言葉による表現に関心があり、「表現学部」を選んだ。卒論で関心のあるテーマで論文を書きあげたことは、大変だったが楽しかった思い出。ゼミ仲間ともいい時間が過ごせた。現在は、大学で学んだことを活かしながら、広報のアルバイトを行っている

インタビュー07

インタビュー時年齢:27歳(2019年2月)
障害の内容:重複障害(盲ろう)

学校と専攻:大学:社会福祉学(2011年度入学)、大学院:情報アクセシビリティ(2017年度入学)
関東地方在住の男性。大学入学前は、盲学校、ろう学校等で学んだ。点字や触手話を使う。将来、盲ろう者の役に立つ仕事がしたいと思い、社会福祉を学ぶために大学に入学して、6年かけて卒業した。大学で健常者の人と一緒に学んだことで、大きく世界が広がった。卒業後は、情報アクセシビリティを学ぶために大学院に進学し、現在は寮生活を送っている。

インタビュー02

インタビュー時年齢:25歳(2018年12月)
障害の内容:聴覚障害(ろう)
学校と専攻:大学・看護学(2011年度入学)、大学院(2015年度入学)

関東地方在住の女性。生まれつきのろうで、両親もろうの家に育った。中学2年生の時に看護師になりたいと思い、看護大学に進学した。大学では、ノートテイクや手話通訳のサポートを得ながら講義や演習、実習をこなし、看護師の国家資格を得た。その後大学院に進学し、ろうの利用者が集まる施設で看護職として働いたり、ろう団体から依頼されて講演活動などをしている。