診断時:43歳
インタビュー時:43歳

2001年に乳がんの診断。乳房温存手術、タモキシフェン投与。

語りの内容(テキストのみ)

がんとわかった時、最初は大丈夫だった、と思う。他の人たちに対して、とても、本当に、ポジティブでいられた。他の人たちは、私が死ぬって思っていたから。わかるでしょう?そしてがんになったことを、夫は彼のお母さんを肝臓がんで亡くしたのだけど、私はこのように言っていた。「私は本当にラッキーだわ」「私は大丈夫よ」「とても早いうちに見つけたの」なんて、いろいろ言っていたの。そうしてそれからよ、2ヶ月ほど前だったかしら、私は大丈夫じゃないことに気づいたの。そう、私は今、抗うつ薬を飲んでいるの。本当に、どうしようもなく、うつ状態に陥ってしまったの。まったく元気がなくなって、イライラして、眠れなかった。
それから私は夫と話すことをやめてしまった。何をするのもすべてがとても骨の折れることになってしまったの。私は、どんな病気も寄せ付けたことがない人間で、病気なんてまったくかかったこともなかったのに。それが、自分の死と真正面から向き合うことになるなんて、おそろしいことよ。生きることに対する感じ方も変ってしまったわ、片時もガンを忘れることができないんだもの。毎朝、私はこの薬を飲まなくちゃいけないの。すべてがなくなって、まるで何事もなかったように振舞えればいいのだけど、でも、実際には起こっているのよね。だから、本当に自分ができる精一杯のやりかたで向き合って行かなくちゃいけないの。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧