診断時 :52歳
インタビュー時:76歳

1977年に乳がんの診断。両側乳房切除術、再建手術。

語りの内容

患者と会う時に、ただ一つだけ私がいつも強調して言うことは、決して一人の人が受けた化学療法、放射線療法、タモキシフェン(ホルモン療法のひとつ)・・・だけに関心をもつことをしないようにという事です。それは、あなたにとってどちらも必要のないことであったり、専門医もあなたにとっては不必要と判断するかもしれないからです。
アドバイスとして、私は敢えてこう言いたいのです。あなたの心配事を押し殺さないこと。心配事はオープンにして、必ず楽になるはずです。もしあなたが悩みを話すことで、すぐに解決されるわけじゃなくても、少なくとも自分自身に何が起きていて、起きていることにどう対応していくのかという考えや見解が持てるようになるはずです。病気とどう付き合ってゆけばいいか、その考えのチャンスを与えられるから。
わからないでいること、未知なことが、私達を不安にするのは事実です。治療という長い道のりを歩んできた人に会うこともとてもいいことですね。なぜなら、「そう、もし彼らがそう出来たのなら、あたしにだって出来るはずだ」と、自分でも思うはずですからね。

私は: です。

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