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慢性の痛みの語り

インタビュー07

インタビュー時:65歳(2014年12月)
疼痛期間:23年
診断名:腰椎椎間板ヘルニア(術後腰椎癒着性クモ膜炎)および右下肢末梢神経症。

北海道在住の女性。椎間板ヘルニアの手術後3年目に突然両足に激痛が出て歩けなくなった。各種のブロック治療を受けたが効果がなく、14年前から医師と相談・調整しながら塩酸モルヒネを使い始め、5~6年ぐらい前より日常生活を何とか送れる状態を維持している。患者会では痛みを仲間と分かち合うことができ、上手に時間を使って楽しむことを学ぶことができた。

慢性の痛みの語り

インタビュー06

インタビュー時:45歳(2014年12月)
疼痛期間:約22年
診断名:腰椎椎間板ヘルニア

北海道在住の女性。看護師として働いているとき、重い酸素ボンベを運搬したことをきっかけに以前からあった腰痛が悪化。2回の髄核摘出手術を受け、その後も医療機関を転々とした。入院中に参加した患者会で、「痛いから痛い」と痛みにとらわれるのではなく、考え方の方向転換をするきっかけを得た。現在、信頼のできる医師との出会いを機に、鎮痛剤の過剰服用もやめ自己調整できるようになり、休職中に整体師の資格を得て就業したが、復職と退職を繰り返し10年ぶりに夜勤のある看護師に復職している。

慢性の痛みの語り

インタビュー04

インタビュー時:65歳(2014年12月)
疼痛期間:25年
診断名:腰痛症

首都圏在住の男性。25年前より腰痛があり、痛みで起き上がれないことがあり、整形外科を受診。コルセットの装着のほか、整体、鍼灸やマッサージでやり過ごしていた。現在は、映像制作関連の会社を経営し、痛みがあっても、適度な運動、散歩など自分なりの対処で日常生活は過ごせている。家族は妻(同居)と独立した子供2人。

慢性の痛みの語り

インタビュー03

インタビュー時:62歳(2014年12月)
疼痛期間:約22年
診断名: 三叉神経痛

首都圏在住の女性。 薬剤師・大学教員。1994年頃に下あご・耳の下に痛みを感じ、検査の結果三叉神経痛と診断された。2週間ほどの服薬でいったん痛みが消えたが、3-4年後には、痛みのために会話が困難になることもあった。2014年にはさらに痛みが強まり、信頼できる医師のもとで手術に踏み切った。現在は痛みは治まり、仕事を続けている。

慢性の痛みの語り

インタビュー02

インタビュー時:80歳(2014年11月)
疼痛期間:約16年
診断名:関節リウマチ

首都圏在住の女性。1998年頃に腕の痛みを感じ、五十肩と診断され処方された痛み止めを用いるようになる。数ヶ月後には手の腫れも現れた。2001年に別の医療機関で関節リウマチと診断される。その後は飲み薬を用いながら毎月大学病院に通っている。2002年の大晦日には脳出血で入院し、リハビリして、回復した。俳句などの趣味も楽しんでいる。

慢性の痛みの語り

インタビュー01

インタビュー時:49歳(2014年11月)
疼痛期間:16年
診断名:関節リウマチ

首都圏在住の女性。子育て中の33歳の時に初めて足の痛みと腫れ、手のこわばりを自覚。複数の医療機関を受診してようやく確定診断がつき、プレドニンの内服治療を受けるが強烈な痛みが続く。2002年以降、いくつかの新薬を試して自分に合うものが見つかった。現在は代替療法も活用しながら、ある程度痛みをコントロールして、大学教員として通常の業務をこなすことができている。