インタビュー時:65歳(2014年12月) 疼痛期間:25年  診断名:腰痛症
首都圏在住の男性。25年前より腰痛があり、痛みで起き上がれないことがあり、整形外科を受診。コルセットの装着のほか、整体、鍼灸やマッサージでやり過ごしていた。現在は、映像制作関連の会社を経営し、痛みがあっても、適度な運動、散歩など自分なりの対処で日常生活は過ごせている。家族は妻(同居)と独立した子供2人。

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プロフィール詳細

首都圏で、映像制作関連の会社を経営している井上さん(仮名)は、1995年頃より、25年以上に亘り、腰痛(鈍痛)を抱えている。ある朝起きたときに、腰に「ガキガキガキガキ」という感覚の猛烈な痛みを感じて、起き上がることができなかった。タンスにつかまりながら、虫のようによじ登り、ようやく立ち上がれた。整形外科の受診や、マッサージを受けたがなかなか良くならなかった。

長時間座ったままでの乗り物移動は、お尻や腰がだるくなり、痛みが出ている。東京―名古屋間を立ちっぱなしで移動したこともあった。着席するときはなるべく姿勢を崩さずに、座高を測るときのように直角に座るようにしている。また、腰に負担をかけないようにバスタオルや座布団を活用するなど、日常生活は自分なりに対処を工夫して過ごせている。

整形外科では即効性のある治療は望めなかったが、鍼治療は鍼を刺した瞬間に、腰の痛みがスーッと指先から抜けていく感じがして、ふわっと楽になり、自分には効果があった。20年前には1年間ほど週に2回ぐらい利用していたが、1回7,000円の治療費が高くつくので、なかなか続けていくことは難しかった。

現在、痛みへの対処は、飲み薬などは使わず湿布薬を使っている。そのほか、プールでの水中歩行、近所の散歩を日課にして、適度な運動を自ら行っている。急に起き上がると痛みが出るので、なるべくゆっくり起き上がる、うっかり腰を曲げて物を拾わないなど、日常生活の動きにも常に注意を払っている。ジャンクフードは食べない努力や、体重を増やさないように、自己管理をきちんとしている。これ以上痛くならないように、変えられない事実なので仲良くやっていくよう、うまく調子を整えて生活している。

痛みによる仕事への影響は特にないが、痛みが強いときはスタッフに自宅で打合をしてもらうよう調整した。また、飛行機移動の時に一人で複数席を利用するなど、仕事仲間には腰の状態があまり良くないことを伝えて、対処方法に対して誤解を与えないように努力をしている。

家族は腰の痛みはわかっているので、重いものを運ぶのは家内にやってもらい、負担をかけていることもあると思う。子供にも寂しい思いをさせないように、コルセットをギシギシときつく巻いて、一緒に遊んであげた。

腰痛は、病気とは思っていないので病院にも行こうという気持ちにもならない。医師から勧められても、自分で納得しないとよくならないと思っており、自ら情報を仕入れ、考え、それを試していくことが精神的にもプラスになる。自分で痛みを取る工夫や、管理していくことが良い方向につながると信じている。

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