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インタビュー時年齢:28歳(2014年4月)
全身性エリテマトーデスの治療薬(内服薬)の治験(詳細不明)に参加したが、終了間際に中止。

首都圏在住。14歳で発病、発熱や紅斑、疲れやすさなどの症状と付き合いながら、日常生活を送ってきた。2012年末に、紅斑や脱毛などの症状が強く出て、ステロイドを増やしても効かなくなり、主治医に相談。同じ病院の別の診療科でやっている治験を紹介された。その治験薬は、ステロイドを増やすよりはリスクは少なく、今の症状に合っていると説明を受け、参加することにした。1年の治験期間終了間際で条件に当てはまっていないことがわかって中止した。

語りの内容

治験に入るにあたって、薬って3カ月ぐらい、今、飲んでいる薬は変動しちゃいけないっていう決まりとかいろいろあるんですけど。ちょうどそのとき、わたし、いつも飲んでいる薬を、結構家にいっぱいあったので、主治医に「処方しなくても、まだ家にあるので大丈夫です」ということで、処方してもらわなかったんですけど。治験の委員会とかからみたら、(本来定期的に処方されるはずの薬が処方されていないので)薬が変動しているじゃないかっていうかたちになってしまって。(参加期間の)終わりごろにそれは見つかったらしく、結局、その治験違反、違反ではないですけど、条件に当てはまっていないよと指摘を受けて終わってしまいました。

―― そのあたりのことは治験コーディネーターさんとかも把握していなかったんですかね。

どうなんですかね、多分、もうわたし自身も「おそらく処方していなかっただけですよ」っていうかたちで。「ああ、じゃ、大丈夫だね」っていうかたちだったんですけど。治験コーディネーターさんから、さらに上の会社とかいろいろあるんじゃないですかね。そこから、ちょっとご指摘を受けたということで、泣く泣く(参加中止になりました)。

―― じゃあ(その治験期間)1年のうち、11カ月ぐらい。

ぐらいですね。はい。

―― 治験期間を満了しそうなところでの中断ということだったと思うんですけど、中断って言われたときは、どんなお気持ちでしたか。

いや、もうほんと残念でしたね。あと少しだったので、ちゃんと最後までやりきりたかったなあっていうもあったんですけど。でもプラスに考えれば、11カ月も参加できたことで、しかも、自分の体にあっているなって分かったから、よかったなとは思っています、最終的には。

私は: です。

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